廃案で出直しを安倍首相に求める朝日の姑息浮き彫り!
日米軍事同盟容認論に立つ朝日の社説の限界浮き彫りに!
立憲主義に明らかに反する法治への反逆というべき行為!
環境が変われば黒を白にしてよいと権力者が開き直り
憲法をないがしろにしようとしている異常な事態
政権の憲法軽視は明らかだ!
憲法を勝手に変えるな!
憲法をよくよく読めば
廃案は当然! だがそれだけで本当に良いのか!
いったん廃案とし
まっとうな安全保障の議論
安保政策の議論は一からやり直すしかない!
断れば、日米同盟にヒビが入る。
かえって安全保障体制は不安定になる。
そんな前提の安全保障政策がまっとうか!?
朝日の憲法軽視は明らかだ!
憲法を勝手に変えるな!
前文 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
第九十八条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
朝日は
憲法尊重擁護の義務を怠る政権を温存しろと言うのか!
「違憲」の安保法制/廃案で出直すしかない
朝日新聞 2015/6/16 6:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?
国会で審議されている法案の正当性がここまで揺らぐのは、異常な事態だ。
安倍内閣が提出した安全保障関連法の一括改正案と「国際平和支援法案」は、憲法違反の疑いが極めて濃い。
その最終判断をするのは最高裁だとしても、憲法学者からの警鐘や、「この国会で成立させる必要はない」との国民の声を無視して審議を続けることは、「法治への反逆」というべき行為である。
維新の党が対案を出すというが、与党との修正協議で正されるレベルの話ではない。いったん廃案とし、安保政策の議論は一からやり直すしかない。
■説明つかぬ合憲性
そもそもの間違いの始まりは集団的自衛権の行使を認めた昨年7月1日の安倍内閣の閣議決定である。
内閣が行使容認の根拠としたのは、集団的自衛権と憲法との関係を整理した1972年の政府見解だ。この見解は、59年の砂川事件最高裁判決の一部を取り込み、次のような構成をとっている。
①わが国の存立を全うするために必要な自衛の措置をとることを9条は禁じていない。
②しかし、その措置は必要最小限の範囲にとどまるべきだ。
③従って、他国に加えられた武力攻撃を阻止する集団的自衛権の行使は許されない。
歴代内閣はこの考え方をもとに次のように説明してきた。
日本は国際法上は集団的自衛権を持っているが、憲法上は集団的自衛権を行使できない。行使できるようにするためには、憲法の改正が必要だ――。
ところが閣議決定は、①と②はそのままに、③の結論だけを必要最小限の集団的自衛権は行使できると改めた。
前提となる理屈は同じなのに結論だけを百八十度ひっくり返す。政府はその理由を「安全保障環境の根本的な変容」と説明するが、環境が変われば黒を白にしてよいというのだろうか。この根本的な矛盾を、政府は説明できていない。
入り口でのボタンの掛け違いが、まっとうな安全保障の議論を妨げている。
■安保政策が不安定に
この閣議決定をもとに法案を成立させるのは、違憲の疑いをうやむやにして、立法府がお墨付きを与えるということだ。
その結果として可能になるのが、これまでとは次元の異なる自衛隊の活動である。
限定的とはいいながら、米国など他国への攻撃に自衛隊が反撃できるようになる。政府の判断次第で世界中で他国軍を後方支援できるようになる。弾薬を補給し、戦闘機に給油する。これらは軍事的には戦闘と表裏一体の兵站(へいたん)にほかならない。
9条のもと、私たちが平和国家のあるべき姿として受け入れてきた「専守防衛の自衛隊」にここまでさせるのである。
リスクが高まらないわけがない。世界が日本に持っていたイメージも一変する。
その是非を、国民はまだ問われてはいない。昨年の衆院選は、間違いなくアベノミクスが争点だった。このとき安倍氏に政権を委ねた有権者の中に、こんなことまで任せたと言う人はどれだけいるのか。
首相が国民の安全を守るために必要だというのなら、9条改正を提起し、96条の手続きに従って、最後は国民投票で承認を得なければならない。
目的がどんなに正しいとしても、この手続きを回避することは立憲主義に明らかに反する。
数を頼みに国会を通しても、国民の理解と合意を得ていない「使えない法律」ができて、混乱を招くだけだ。
将来、イラク戦争のような「間違った戦争」に米国から兵站の支援を求められた時、政府はどう対応するのか。
住民への給水などかつて自衛隊が実施した復興支援とは訳が違う。派遣すれば国民は反発し、違憲訴訟も提起されるに違いない。断れば、日米同盟にヒビが入る。かえって安全保障体制は不安定になる。
憲法学者から「違憲」との指摘を受けた後の対応を見ると、政権の憲法軽視は明らかだ。
砂川事件で最高裁がとった「統治行為論」を盾に、「決めるのは我々だ」と言い募るのは、政治家の「責任」というより「おごり」だ。
■憲法の後ろ盾は国民
先の衆院憲法審査会で、小林節慶大名誉教授がこんな警告を発している。
「憲法は最高権力を縛るから、最高法という名で神棚に載ってしまう。逆に言えば後ろ盾は何もない。ただの紙切れになってしまう。だから、権力者が開き直った時にはどうするかという問題に常に直面する」
権力者が開き直り、憲法をないがしろにしようとしているいまこそ、一人ひとりの主権者が憲法の後ろ盾となって、声を上げ続けるしかない。「憲法を勝手に変えるな」(引用ここまで)
愛国者の邪論の検証
朝日の根本矛盾はここにあり!
前文 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
1.「憲法を勝手に変えるな」
そもそも憲法平和主義の原点は何であったか!
ポツダム宣言を読み見直せ!
憲法制定時に吉田茂首相は何と言ったか!
2.入り口でのボタンの掛け違いが、まっとうな安全保障の議論を妨げている。
「入り口」はどこか!「逆コース」ではなかったのか!
「ボタンの掛け違い」は、現在進行形だ!
憲法9条は非軍事的手段で国際紛争を解決するという積極的平和主義を掲げているのだ!
「まっとうな安全保障」とは、憲法9条を活かす!使う!ということだ!
3.9条のもと、私たちが平和国家のあるべき姿として受け入れてきた「専守防衛の自衛隊」にここまでさせるのである。
「環境が変われば黒を白にしてよいというのだろうか」論は、朝鮮戦争時の警察予備隊創設で行われているぞ!
「違憲の疑いをうやむやにして」「司法」が「お墨付きを与え」た59年の砂川事件最高裁判決を不問に付すのか!
安倍派のスリカエによって「9条のもと、私たちが平和国家のあるべき姿として受け入れてきた」という『専守防衛』論の破たんが浮き彫りになったのではないのか!
「『専守防衛の自衛隊』にここまでさせる」のは「日米同盟」の要求があるというのは周知の事実だ!
そもそも「9条のもと、私たちが平和国家のあるべき姿」とは国際紛争を非軍事的手段で解決する国家である!
この「平和国家のあるべき姿」を国際公約した憲法9条と自民党の「専守防衛」論にもとづく「必要最小限の集団的自衛権」論は、「日米同盟」の要求とは相容れない!
4.そもそもの間違いの始まりは集団的自衛権の行使を認めた昨年7月1日の安倍内閣の閣議決定である。
「そもそもの間違いの始まりは」警察予備隊創設である!
「昨年7月1日の安倍内閣の閣議決定」の「撤回」を求めたか!
「歯止め」論にスリカエたのは誰か!
このスリカエが、安倍首相の傲慢・暴走を許していないか!
5.断れば、日米同盟にヒビが入る。かえって安全保障体制は不安定になる。
「断れば、日米同盟にヒビが入る」と言っているのは安倍首相ではないのか!
民主党政権時の鳩山首相を批判したのは、この「日米同盟ヒビ」論ではなかったのか!
そもそも憲法平和主義と「日米同盟」は、高村氏の言うように相容れない、矛盾するのではないのか!
「日米同盟ヒビ」論が「安全保障体制」を「不安定化」させることこそ、憲法平和主義を「使わない」論、消極的平和主義だ!
「日米同盟ヒビ」論=「安全保障体制不安定化」論で「憲法を勝手に変えるな」!