愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

村上氏が安倍政権に対して「自由と民主を守る自民党であるべきだ」と真っ向から批判の声を強めている。

2015-06-30 | 集団的自衛権
違憲法案を提案するような「自由」「民主」党!
もはや、その名前は変えるべき時に来ている!
「ミスター自民党」立憲主義擁護で「自共共闘」はあるか!
立憲主義=憲法を活かす統一戦線政府は可能か!
 
「私こそミスター自民党だ」「歯止めはあるのか」
安保法案反対の村上議員が会見  
2015年06月30日 16時15分
http://www.bengo4.com/other/1146/1287/n_3316/
 
「私こそミスター自民党だ」「歯止めはあるのか」安保法案反対の村上議員が会見村上誠一郎衆議院議員(6月30日、外国特派員協会)

与党・自民党の所属議員であるにもかわらず、安全保障関連法案に反対の立場を表明してきた村上誠一郎衆議院議員が6月30日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開き、「国会で議論されればされるほど、問題点や矛盾が出てきている」と政府の対応を批判した。

村上議員は会見の冒頭、「これまで、集団的自衛権を可能にするためには、憲法改正しかないと申し上げて来た」と強調。「大多数の国民、学者から、違憲法案であるとのコンセンサスを得ている。強引に突破することは、日本の将来、民主主義に大きな禍根を残すのではないかと心配している」と話した。

さらに、「来年から18歳が投票権を持つようになる。我々は、これまで若い皆さんに『立憲主義を守れ』『三権分立を守れ』と教えてきた。憲法は国家権力が暴走しないためにある。若い人に『立憲主義を守れ』といいながら、天下の自民党がそれを破るようなことをすれば、若い人に不信感をもたせるのではないかと危惧している」と語った。

●「踏みとどまって考える必要がある」

また、憲法学者の小林節・慶應義塾大学名誉教授らが、今回の法案が通れば「違憲訴訟」が起きるのではないかと指摘している点にも言及した。

「この法案が通っていけば、違憲訴訟が連発されることになる」。ところが、村上議員が自民党総務会で「違憲訴訟で違憲判決が出たらどうするのか」と質問しても、納得できる回答が得られなかったという。

そのため「我々のオヤジ(元自民党衆議院議員の村上信二郎氏)の時代には、法案を出すときは、あらゆる方向から質問がでても、パーフェクトに答えられる法案しか出さなかった」として、法案について「踏みとどまって考える必要がある」と熟考をうながした。

●なぜ「ミスター自民党」が反対するのか?

村上議員はさらに「戦前において、(国会は)日本の軍部の独走をとめられなかった。この法案で、独走をとめる歯止めはあるのか」と批判した。

「国会承認という手続きはあるが、現在のように与党が圧倒的多数であれば、イージーに通る。残念ながら、戦前に失敗したように(国会は)暴走を食い止める歯止めにはならないのではないかと危惧している。

党内でこのように申し上げるのは、なかなか大変なことだ。しかし、次の世代は財政も経済も金融も社会保障も大変だ、そのうえに(法案が通れば、自衛隊に)地球の裏側まで行ってもらう。誰が次の世代のことを考えてあげられるのか。

私は(選挙に)10回連続通って、一度も自民党を出たことがない。私こそが『ミスター自民党』だと考えている。我が自民党、そして日本が誤った道に進まないように、このように申し上げている」と話した。(引用ここまで

 

BLOGOS編集部  「愛する自民党と日本が誤った道に踏み出さないよう、なんとしてでも考え直して欲しい」〜村上誠一郎議員が涙の訴え2015年06月30日 17:31 http://blogos.com/article/119741/

 

NHK 自民・村上議員「安保法案は将来に多大な禍根」 6月30日 21時41分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150630/k10010133621000.html

自民党の村上元行政改革担当大臣は、日本外国特派員協会で講演し、後半国会の最大の焦点である安全保障関連法案について、「強引に突破すれば、日本の将来や民主主義に禍根を残す」と述べ、今の内容では賛成できないという考えを示しました。このなかで、自民党の村上・元行政改革担当大臣は、安全保障関連法案について、「毎日のように、国会で議論されているが、議論されればされるほど、いろいろな問題や矛盾が出てきている」と指摘しました。そのうえで、村上氏は「大多数の国民や学者の間で、『違憲の法案だ』というコンセンサスが得られているのに、強引に突破すれば、日本の将来や民主主義に多大な禍根を残す。もう少し冷静に考えたほうがいい」と述べ、今の内容では賛成できないという考えを示しました。また、村上氏は「この法案は、政治家の信念や良心に関わる問題であり、賛成できるか、できないかは、自分の良心にしたがって判断するしかない」と述べ、法案の採決にあたっては、党が決めた方針にしたがうよう求める「党議拘束」を外すべきだと重ねて主張しました。(引用ここまで

政治  自民党・村上誠一郎議員が涙を流して独白 安倍政権の安保法制を批判 2015/06/17 http://8bitnews.org/?p=5883

村上誠一郎氏:なぜ違憲の安保法制に党内から異論が出ないのか  2015-06-24 23:00 http://www.videonews.com/marugeki-talk/741/

亀井亜紀子 集団的自衛権の行使はなぜいけないのか。 〜村上誠一郎衆議院議員が外国人記者クラブで会見〜2014年06月29日 05:00 http://blogos.com/article/89413/
 
 
自民党の村上誠一郎元行革担当相、安倍政権を「ファシズムの芽は摘まなきゃいけない」と真っ向から批判
2015年6月11日 12時14分 (2015年6月16日 18時52分 更新)http://www.excite.co.jp/News/it_g/20150611/Buzzap_29222.html
 
産経 自民、憲法審の失点に反転攻勢開始 高村氏、11日憲法審で意見陳述へ 政府は野党に見解提示2015.6.10 07:00更新 http://www.sankei.com/politics/news/150610/plt1506100006-n1.html
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大手メディアの偽装世論調査ではなく滋賀市民による安保法制投票に大アッパレ!反対97%も!

2015-06-30 | 世論調査

滋賀市民投票作戦に大アッパレ!

マスコミの偽装・偽造世論調査に対抗する

住民自身の住民自身による住民自身のための

世論調査ここにあり!

全国津々浦々で草の根の

住民の意見表明世論調査が多様に行われますように!

速報 戦争法案を問う滋賀市民投票 反対97%

2015年 06月 21日  NO NUKES from shiga -脱原発・滋賀☆アクション-

http://nonukesiga.exblog.jp/21894152/

6月14日から始まった、安全保障関連法案(戦争法案)を問う滋賀市民投票の結果、投票総数1058票のうち反対1027票と、反対票が97パーセントを占めました。

開票結果
投票総数  1058票 
反対    1027票  97.07%
賛成      23票    2.17%
無効・白票    8票        0.76%

この投票結果は、1058人(以上)と対話し、そのほとんどの方と戦争法案反対の気持ちを共にしたことを意味しています。一人一人との対話運動によって生み出されたものです。街頭投票のほか、多くの方や団体のご協力により、1000を超える投票と「戦争法反対」の市民の声を明らかにすることができました。
戦争法は海外で戦争をする法案です。戦争となれば、殺し殺される戦場に送られるのは若者たちです。私たち市民も戦争協力を強制されることになります。決して他人事でないこの法案を私たちみんなの力で廃案に追い込みましょう。知らない人には知ってもらい、一緒に話し合うことで、反対世論はもっともっと大きくなることに確信を持てる市民投票結果でした。
 

多くの市民に戦争法案を許していいのか、問題提起を行い、対話をする場となりました。(写真は6月20日 JR草津駅)

若い世代の人たちにも自分自身の問題として考えてもらうことができました。戦争を知る年配の方々や子どものいる女性にも多く足を止めて投票していただきました

市民投票のまとめの詳細は後日お知らせしますので少々お待ちください。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。(引用ここまで)
 
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私は自分の持つ全ての可能性を賭けてこの法案と、そして安倍政権を権力の座から引き摺り下ろします

2015-06-30 | 憲法を暮らしに活かす

若者から学ぶ!

若者同士で学び合いともに行動し未来を創る!

いいね!

もう他人事ではありません。

全ての国民が当事者です。

想像力を捨て、目先の利益に囚われ、

独裁的な権力者に首を繋がれた奴隷になりたいですか?

もしそこにたった1パーセントの可能性が

残されているのなら、

私は全てのリスクを背負ってでも

声をあげることをやめはしません

若者が起ちあがってきた!明日の社会は若者のものだ!明治維新だって若者が起ちあがった! 2015-06-28 09:33:40 | 憲法を暮らしに活かす

ハチ公前スピーチ全文。

2015年、6月27日、私福田和香子は戦争法案に反対します。

Twitter@WaksyTheQueen

 

先週の金曜日、毎週行われている国会前での抗議活動の様子が報道ステーションにて全国へ届けられました。そこにはそれぞれのメッセージを込めたプラカードを掲げ反戦の意を叫ぶ仲間の姿がありました。私のスピーチも大々的に取り上げられていて、その場で口をついて出てきた言葉をそのままマイクへつないだ様子にたくさんの反響がありました。
友達から続々と届く、報ステ見たよって連絡に頬をゆるませていたのもつかの間、インターネットの狭いようで広い世界の隅っこでは思わず画面を閉じたくなるような言葉の羅列がなされていました。工作員だのなんだのって馬鹿みたいなテンプレート化した罵詈雑言を投げつけてくる人々を後目に今日も私はこうしてここに立っています。

...

私が皆と同じ制服を着て、毎日同じ方向に座って勉強していた頃に、空気の読めない人のことを指すKYって言葉が流行りました。その場にそぐわない発言をするとそれに値するらしく、しかし他のどの流行りとも同じようにいつの間にかそれは死語になって私自身も最近まで流行ったことすらすっかりわすれていました。
最近になって気が付きました。場にそぐわない発言をするものがkYなわけではなくて、どうやらこの国では意見を持つ行為そのものがそれに値するらしいのです。

少しでも真面目に聞こえるような話をすると、重たいからやめようって。私はどうだっていいけどあなたがこう言うなら私もそうするわって。同じ衣服に身を包むことをやめた時初めて、この国の人はとても臆病であることに気が付きました。アウトサイダーにはなりたくなくて、時には自分のその脆さを覆い隠すかのようにして社会的弱者に牙をむく。そんな人間の溢れ返った社会は、例に漏れず独裁的で、そして例外的に頭の悪い権力者を生み出すことになりました。

特定秘密保護法が成立してから二年。集団的自衛権の行使容認がなされてから一年。今、私たちは政府が新しく作ろうとしている安保法制に反対するために声を上げています。
巷では戦争法案と呼ばれているこの法案、戦争だなんて非現実的だっていわれるけれど、自衛隊の活動範囲が広がり、後方支援という名のもと他国の戦争に参加することが事実上可能になる。自分には関係ないって澄ました顔をしていられるのも今のうち、多額の奨学金、数百万にものぼる事実上の借金を抱え就職難が騒がれる中社会に出て行く若者を経済的徴兵制で誘い込み戦地へ送り出すことはそう難しいことではないはずです。
私は戦争経験世代でもなんでもないけれど、その世代がここまで繋いできた平和という日常の中で生きてきました。70年間日本はどこの国とも戦争をしませんでした。どんな目の色のどんな言語を喋る人にも銃口を向けることはありませんでした。

戦争が一旦始まってしまえば今まで常識とみなされたものはそうではなくなります。人殺しは正義になり、流した血の量が多ければ多いほどそれは勲章として称えられる。

自衛隊が、徴兵された若者が、日本人としてどこかの国へ出向き銃弾を放つことで、何にも拭い去ることの出来ない憎悪が彼らの血に流れることになる。お隣の国、韓国に対しヘイトスピーチを繰り返す人々がいます。日韓条約で片はついているじゃないか、経済的謝罪はもう済ませたじゃないかと彼らは言います。しかしながら戦争が終わる時はその国のお偉いさんが何か薄っぺらい紙に調印した時ではないのです。
二か月ほど前に辺野古に行きました。座り込みを続ける彼らの中に、米軍の乗った車両が前を通るたびに剥き出しの敵意を言葉にする人がいました。結局最後までその感情を共有することはできなかったけれど、一日でもはやく出て行ってくれと呟く殺気に満ちたその姿こそが私が初めて目にした戦争のカケラでした。
被害を被った側の許しを得る時までは血を流さずとも闘いは続きます。70年前に生み出したその過ちを払拭しきらぬままに戦前への道へ踏み込もうとしている現政権に対し警鐘を鳴らす。これが、今の私に出来る先の大戦での犠牲者への弔いです。

ただの大学生が、ただの一人の女が、土曜の渋谷でマイクを握る。ただの一国民でまだ若いお前の言葉が何になるんだって言われました。最近の若者はねって何か解っているかのように悟る大人の声も聴き飽きました。私はまだ何者でもないけれどだからこそ今持ちうる全ての可能性や不透明な未来を一時の権力者などに奪わせるわけにはいきません。

怯え続けることを、すまし顔を続けるのを、もうやめにしませんか。平和といわれるこの日常の中では何もかもが用意されていて、私たちは気が付かぬ間に想像することへの敬意を失いました。今あるものすべては一瞬にして消え去ることが出来るんだってことにすら気が付かぬまま、もう70年が経ってしまいました。無関心だった大人達を責めるつもりはありません。ただもうこれ以上そ知らぬふりを続けないでください。
相手は例え立憲主義を理解していなかろうが、ポツダム宣言を読まなかろうが権力者であることには変わりありません。私や私の仲間がこうしてここにいることがどれだけのリスクが伴う行為であるかは想像に難くないでしょう。けれど私は、こうすることで自分の背負い込むリスクよりも現政権に身を委ねた結果訪れるであろう未来のほうがよっぽど恐ろしいように見えるのです。
もう他人事ではありません。全ての国民が当事者です。想像力を捨て、目先の利益に囚われ、独裁的な権力者に首を繋がれた奴隷になりたいですか?
私は自分の持つ全ての可能性を賭けてこの法案と、そして安倍政権を権力の座から引き摺り下ろします。そうすることでしか私の望む、そして受け入れるに相応しい未来は手元にやってこないからです。4年前の震災で、私は被災こそしなかったけれどわかったことがありました。国や権力は助けてなんかくれやしません。ただ黙ってそこに座っていたからって何か素晴らしいことがやってくるなんて、そんなものはただの幻想でした。身を危険に晒して行動したからといって必ずしも自分の望むものが手に入るとも限らないでしょう。けれどそうすることでもしそこにたった1パーセントの可能性が残されているのなら、私は全てのリスクを背負ってでも声をあげることをやめはしません。そして同じように思ってくれている人が一人でも多く居てくれることを心の底から願っています。(引用ここまで

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安倍首相の言葉を垂れ流していたメディアが最近「解説」付で、しかも「関係者」発言を掲載するように!

2015-06-30 | 安倍内閣打倒と共産党

安倍首相の乱高下・八つ当たりは末期的!

デタラメ政権の首のすげ替えを許さず!

新しい憲法を活かす国民連合政権を!

戦争やる気満々安倍オフレコ発言ぜんぶ書く

「仮想敵国は中国」「橋下の本当の評価」

「慰安婦問題は3億円あれば解決できる」

思い上がりと不安が入り混じった、なんと正直な告白

「週刊現代」2015年7月4日号より

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43909

かつてない興奮と憂鬱のはざまで、総理の心はさながら上り下りを繰り返すジェットコースターのようだ。新聞やテレビが決して報じないところで、にわかには信じがたい言葉を連発していた。

あの橋下も驚いた

「国政進出、私は期待していますよ」

「(来年7月の)参院選には出ないということなら、衆参ダブルもありますから」

真剣な面持ちで身を乗り出す安倍晋三総理に、さすがの橋下徹・維新の党最高顧問も「いやあ……」と曖昧な笑みを浮かべるほかなかった。

今、日本一豪奢なホテルといわれる、虎ノ門ヒルズ高層階の「アンダーズ東京」。銀座、丸の内の夜景を一望する地上240mの個室に、安倍総理、菅義偉官房長官、橋下氏、そして松井一郎大阪府知事の4人だけが静かに座っていた。6月14日、日曜日の夜。番記者もシャットアウトした密室の会談は、3時間にも及んだ。

「もともとこの日は松井知事が単独で上京するから、菅さんと会おうという話だった。それが、橋下さんのたっての要請で『安倍・橋下会談を』ということになったんです。橋下さんからは『安保法制、憲法改正で協力します』と。総理からは『橋下さんが国政に出るなら、バックアップする』と。そういう約束の場でした (自民党閣僚経験者)

総理がそれほどオレを買っているとは。でも、あんなこと言って大丈夫か……。官邸との蜜月をアピールしようと目論んだ橋下氏にとっても、安倍総理の踏み込みぶりは想定外だったに違いない。

安倍総理の心身の状態は今、きわめて不安定になっている。上機嫌、饒舌で周囲を驚かせたかと思えば、官邸に詰めるスタッフに怒鳴り散らす。いきおい、危なっかしい「オフレコ発言」を頻発している。

総理がそれを言っちゃあ…

官邸記者クラブのキャップが集うオフレコの懇親会、いわゆる「オフ懇」。

6月1日の午後7時すぎ、赤坂の老舗中華料理店「赤坂飯店」に到着した安倍総理は、乾杯してすぐ、注がれたビールを飲み干した。赤ワイン派の総理にしては珍しく、グイグイと杯を重ねてゆく。持病の潰瘍性大腸炎は大丈夫なのか。出席した記者たちが気を揉むほどの飲みっぷりである。

この日は、午後3時頃に町村信孝前衆院議長の訃報が飛び込んできたばかりで、夜には総理も目黒の町村邸を弔問に訪れる予定だった。町村氏は、安倍総理の出身派閥の元領袖。「今夜、本当にやるのかな」と記者たちは訝ったが、官邸からは夕方「予定通りで」という連絡が入った。

「町村さんは、お気の毒でしたね」

ひとりの記者が水を向ける。しかし安倍総理は、

「うん、そうだね」「いい人だったよね」

と、まるで他人事のように返す。そして、無表情にいくつかの思い出話を語るのだった。

ところが、話題が安保のことに移ると、総理の口は一転してなめらかに回り始めた。自説をとうとうと述べたてて、こう周囲に同意を求める。

「野党の人は、何でオレに質問しないんだろうね」

「だいたい論点は出尽くしたでしょ。もう議論することなんかないのに」

「(民主党の)岡田(克也代表)さんなんて、いつも同じことばっかり言ってる。意味がないですよ」

「あんなのに答える必要はない。民主党はもう終わりだよ」……。

この4日前、総理は衆院平和安全法制特別委員会で、民主党の辻元清美議員に「早く質問しろよ」とヤジを飛ばし、党内外から猛批判を受けたばかりだった。安保のことはオレが一番分かっている。野党の連中がやっていることは、所詮揚げ足取りにすぎない……酔いのまわった総理は、そんな憤りに身を任せていたのだろうか。

さらに安倍総理は、こうも言った。話題が集団的自衛権のことにさしかかった時である。

「安保法制は、南シナ海の中国が相手なの。だから、やる(法案を通す)と言ったらやる」

要するに安倍総理は、中国を自衛隊と米軍の「仮想敵国」だと考えている。この「誰もがうすうす感じているけれど、決して口にはしてはならないこと」を、あろうことか、当の総理が認めてしまった。まさか本当に、戦争をやる気なのか。

「総理、そろそろ……」

安倍総理の信頼を一身に集める側近・今井尚哉総理首席秘書官が耳打ちし、総理はやおら立ち上がって店を出て行った。

その足で安倍総理は、町村氏の自宅へ向かった。時刻はすでに夜9時前。やや赤らんだ顔で弔問に訪れた総理の姿に、遺族や派閥関係者は驚きを隠せなかった。

「町村さんと安倍総理の関係がかなり悪かったことは皆知ってるけど、さすがにあれはないな……」

後日、細田派(旧町村派)所属のある議員は、そう言って溜息をついた。

バレたら国際問題になる

再び政権の座について以来「安倍一強」と言われ続けた総理は今、言うなれば「思い上がりと不安のせめぎ合い」に苛まれている。心身のストレスの針はとっくに振り切れ、それが「唯我独尊」の言動となって表れているのである。

事実、官邸では連日の国会審議の合間に、安倍総理の怒声が飛んでいる。

「どうにかならないのか!」「何でもマジメに答えりゃいいってもんじゃない」「ホントに、バカ正直だから困る」

この「安保国会」で野党がとっている戦略は、総理の足元をひたすら狙い撃つというもの。答弁がヘタな中谷元防衛大臣を徹底的に追及し、しどろもどろになったところで、ようやく安倍総理に振る。そうすれば、大将である総理は前衛が犯した答弁のミスを一手に引き受けざるを得ない。

ヘトヘトになった総理は、官邸に引き上げると、側近たちに向かって前述のように怒鳴っているというわけだ。「バカ正直」とはむろん、中谷氏のことである。自民党衆院議員が言う。

「野党のやり方はこたえていますよ。そもそも、身内から見ても自民党の安保法案はかなり無理筋。しかも、8月まで会期を延長すると言ったって、8月15日の『戦後70年談話』発表の時に国会が開いていたら、それこそ野党から猛攻撃に遭って収拾がつかなくなってしまう。ここは焦らずに、一度引いて仕切り直したほうがいいという声も党内では出始めています」

 

しかし、それでも安倍総理は「夏が終わるまでに押し切る」という構えを崩そうとしない。その理由を「ここにきて、またしても体調が悪化しているからだ」と明かすのは、ある自民党関係者だ。

 

「長年の悲願である憲法改正までたどり着けないのではないか、という懸念が総理の中で出てきているんですよ。ここ最近官邸でよく言われているのは、トイレの回数がやたら増えている。30分に1回行く日も珍しくなくて、そんな時は『ちょっとヤバいね』と噂になっているんです。精神的にもかなり疲れていますからね」

 

内閣支持率はじりじりと下がり、第二次安倍政権が発足してから最低の41%となった(6月12~14日、NNNテレビによる世論調査)。このまま突き進んで、本当にうまくいくのか。不安が募れば募るほど、総理が漏らす「オフレコ発言」は過激になってゆく。

 

6月16日、TPP関連法案の採決で紛糾する米議会の混乱を見ていわく—。

 

「まったく、アメリカは何やってんだ! オバマは何やってんだ!」

 

21日には、翌22日の日韓国交正常化50周年を機に韓国の尹炳世外相が来日、岸田文雄外相と会談した。その直前、日韓関係について「ホンネ」を吐露していわく—。

 

「ほら、待ってれば韓国のほうからアプローチしてくるんだよ」

 

「従軍慰安婦問題は3億円あれば解決できるんだ。でも、カネの問題じゃないからなあ」

 

海外のメディアで報じられれば、ほとんど外交問題モノの放言ばかりである。こうした「オフレコ発言」が一向に報じられないところを見る限り、大新聞とテレビ局をガッチリ握る安倍官邸の優秀な「危機管理」は、しっかり機能しているらしい。

 

この夏を何とか乗り切れば、9月下旬には自民党総裁選が待っている。党内では「まったくの無風。このままいけば、安倍さんの無投票再選になる」(ベテラン議員)という見方が大勢だ。

 

しかし一方で、「ポスト安倍」を意識した動きが水面下では加速しつつある。

 

安倍総理が最も警戒する存在が、二階俊博総務会長であることは、永田町では衆目の一致するところである。5月下旬に3000人を引き連れて北京を訪れ、習近平・中国国家主席と面会したことは記憶に新しい。

 

「二階氏はいち早く『安倍再選支持』を表明し、大阪都構想の住民投票が行われる前日の5月16日には、見返りとして総理に地元・和歌山の高野山まで足を延ばさせました。しかしその一方、安倍政権下ですっかり弱体化した石原派を、自身の二階派に取り込もうとしていて、『石原(伸晃前環境相)氏をポスト安倍の候補に担ぐ』とも示唆している。表立って総理に反抗はしませんが、牽制も忘れていない(全国紙政治部デスク)

「後継指名」も飛び出した

 

対する安倍総理は、「次は稲田(朋美政調会長)」とほのめかしている。9月の人事で稲田氏を幹事長に据え、「女性初の総理大臣」へ道筋をつける。総理の器じゃない? そんなことは気にしなくていい。オレが後見人になれば、安倍政権が事実上続くのだから……。それが総理の目算だ。安倍総理と二階氏は「どちらが院政を敷くか」をめぐって、すでにバトルを始めているというわけだ。

 

面白くないのは、菅官房長官である。菅氏としては、身動きのとれない官房長官ポストは卒業して、党の実権を握る幹事長職に就きたい。しかし、あまりにも菅氏は安倍総理に尽くしすぎた嫌いがある。

 

「沖縄の普天間基地問題に、負け続けの地方選と、菅さんは『オレは地雷を踏んでも頑張っているのに』と思っている。ただ、頑張りすぎたせいで代わりがいない。このまま務めあげて、総理と一緒に退場するしかない」(前出と別の自民党関係者)

 

菅氏を解放しようとしない安倍総理の内心には、「菅ちゃんに幹事長をやらせると、どう転ぶか分からない」という警戒もある。何といっても菅氏は、政局のたびに変わり身を重ねて、政界を渡り歩いてきた人物なのだ。

 

その点を踏まえると、冒頭の安倍・菅・橋下・松井の「四者会談」には、安倍総理と菅氏の間で異なる意味合いを帯びていたことが分かる。

 

「橋下氏と個人的な結びつきがあるのは、総理ではなく菅氏です。橋下氏を抱き込むことに成功すれば、菅氏の立場は強くなる。安倍総理は、あくまで橋下氏を自分の駒として利用できると踏んでいるようですが……」 (前出・全国紙政治部デスク)

 

第3コーナーをまわった安倍政権。ここから先、何が待ち受けているのか……。安倍総理の言動には、その心のうちの高揚と不安が、如実に表れている引用ここまで

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弱気の虫に取り憑かれた安倍首相の病気再発はいつか!強いようで弱いのは安倍首相の本質!

2015-06-30 | 安倍内閣打倒と共産党

言行不一致宰相に、いつトドメを刺すか!

政権交代の「錦の御旗」は何か!

これだけ議論してきたのだから

「憲法を活かす!」だろう!

今度こそ、こんなデタラメ政権が出てこないような

たらい回し・亜流政権ではない

「憲法を活かす!」国民連合政権構想だな!

憲法を切れ目なく活かし国民生活を改善する政権だな!

外交安全保障政策に憲法を切れ目なく活かす政権だな!

安倍首相

 「最近、憲法改正実現に向け弱音漏らす」と党幹部

週刊ポスト2015年7月10日号  2015.06.29 16:00

http://www.news-postseven.com/archives/20150629_332448.html

「こんなはずではなかった」──見れば見るほど、そんなボヤキ声が聞こえてきそうな写真である6月23日、黒いかりゆし姿で沖縄の全戦没者追悼式に出席した安倍晋三首相は、終始、心ここにあらずの様子だった

 会場入りの際、祭壇への一礼を失念し、全員が黙祷を捧げる場面では一人だけ頭を高く上げた。参列者からは、県民の反対を押し切って普天間米軍基地移設を強行しようとする首相に反発して「帰れ!」「辞めろ!」という抗議のヤジが飛んだが、それさえ耳に入っていなかったのかもしれない。

無理もない。得意の絶頂から、真っ逆さまに転落を始めたからだ。政権の大看板である安保法案には3人の憲法学者の違憲発言をきっかけに国民の反対運動が燃え広がり、国会審議は難航。首相は9月末までの大幅会期延長を余儀なくされ、なお成立の見通しは立たない。

そこに「漏れた年金」問題で追い討ちをかけられた。内閣支持率はついに30%台に落ち込んだ。苦労知らずに育ったこの総理大臣は逆境にすこぶる弱い。

総理は最近、弱気の虫に取り憑かれ、『憲法改正するために政治家になったのに、行き着けないかも知れない』と漏らすようになった」(自民党幹部)

国民は8年前にもこんな光景を見せられた。 撮影■太田真三(引用ここまで)

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憲法第9条の歪曲を告発し9条を意味づけ拡散するために その1 百田尚樹氏の「9条」論

2015-06-30 | 憲法

作家の百田尚樹氏に視る9条否定・敵視論とは何か!

9条「無防備・無抵抗」論の吹聴とその誤りについて

 

百田尚樹氏のつぶやき https://twitter.com/hyakutanaoki/status/386872777426210816

 

すごくいいことを思いついた!もし他国が日本に攻めてきたら、9条教の信者を前線に送り出す。そして他国の軍隊の前に立ち、「こっちには9条があるぞ!立ち去れ!」と叫んでもらう。もし、9条の威力が本物なら、そこで戦争は終わる。世界は奇跡を目の当たりにして、人類の歴史は変わる。(引用ここまで

 

上記の「つぶやき」を読んで、以下の点に気づきました。

1.まず、「もし他国が日本に攻めてきたら」という『もし』論のデタラメに全てが浮き彫りになっています。安倍首相の思想と思考回路・論理と類似しています。さすがオトモダチです。「日本に」どこの国が、何のために、どのようにして、どのような方法で「攻めて」くるのか、全く言っていないことに、この「もし」論のデタラメさが浮き彫りになります。この「空想」「妄想」を合理的に批判して来なかったことが、自衛隊と米軍を正当化させる最大の要因でした。今回の問題の最大の根っこ・原因と言えます。

2.9条は何もしない、ただ「叫ぶ」だけと思って?いることに、9条の思想が全く判っていないことが浮き彫りになります。9条こそ、「戦闘的」「知的」な営みであることが全く判っていません。

3.「9条教の信者を前線に送り出す」論に9条に対する歴史と意味、意義などへの無理解、あるいは無知が浮き彫りになります。或は9条を歪曲して、9条を貶め、これを流布するために考案した「策略」と言えます。

4.「すごくいいことを思いついた!」とあるように、「おもいつき」で、しかも「すごくいいこと」として述べているように、ある種の「ホコリ」「オゴリ」「ウヌボレ」「オゴリ」を含んだ思想と感想、幼児性を秘めた言葉として考えると、憲法9条否定派の思想が浮き彫りになります。

5.ただ、「9条の威力が本物なら、そこで戦争は終わる」と言っていますが、実は、9条の成り立ちや歴史、その果たしている役割、そこからくる展望を考えると、9条は「本物」なのです。だから、この「本物」が拡散していけば「人類の歴史は変わる」という言葉は正しい!

9条「無防備・無抵抗」論を使って

集団的自衛権行使と自衛隊の武力行使を正当化!

9条を使った「積極的平和主義」をサボり

偽装・偽造の「積極的平和主義」論で

積極的軍事優先主義と「積極的侵略主義」を正当化!

上記の百田氏の「つぶやき」の前に、その「つぶやき」の根拠となっている発言がありました。恐ろしい考えをもっていることが浮き彫りになりました。戦前の柳条湖事件と満州事変、戦後の米国のトンキン湾事件を想起させる発想です。以下の記事の中で紹介しました。

「非常識で、自らの発言には責任を持つべき」「大変遺憾」?首相として、総裁としてけじめをつけろ! 2015-06-26 22:52:55 | マスコミと民主主義

TBS「マスコミ懲らしめる」自民勉強会の発言が波紋 26日18:01 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2526691.html

「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」

実は、この「目を覚ます」論の思想と論理は安倍首相の思想と論理と実によく似ていることが判ります。ご覧ください。

自民党の会合で出たメディア批判を具体的に紹介しないテレビ朝日は民主主義を擁護する気があるのか! 2015-06-26 23:51:29 | マスコミと民主主義

テレビ朝日 安倍総理「憲法解釈固執は責任の放棄」に国会紛糾  (06/18 11:48) http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000052889.html

安倍総理大臣:「国際情勢にも目をつぶって、その(国民を守る)責任を放棄して従来の(憲法)解釈に固執をするのは、まさに政治家としての責任の放棄だ

わざわざ「国際情勢にも目をつぶって」と「仮定の話」を持ち出して、自分の土俵をつくり歪曲するのです。お得意の手口です。そして「目をつぶ」ることが、「その(国民を守る)責任を放棄」するかのようにスリカエ、「我こそが責任者」と強調するのです。

「国際情勢」が「変化」したのだから、自分たちが根拠にしていた「従来の(憲法)解釈に固執するのは、まさに政治家としての責任の放棄だ」となるのです。

「専守防衛」論に基づく「集団的自衛権行使違憲」論を「国際情勢」の「変化」を口実に、その「解釈」を変更するのは「政治家の責任だ」と。

明らかに、「集団的自衛権行使違憲」論を、「国際情勢」の「変化」を口実に変えていることが自らの発言で浮き彫りになります。安倍首相は、「従来の(憲法)解釈に固執しない」と言っているにもかかわらず、「従来の憲法解釈」と変わらない、「合憲」だと居直るのです。全くデタラメです。

問題は、「沖縄のどこかの島が中国に取られれば」という「国際情勢」の「変化」が起これば、「目を覚ますはずだ」論を、思考回路にもっているからこそ、そうならないために「政治家としての責任の放棄」とならないために、憲法9条ではなく、集団的自衛権行使と自衛隊の海外武力行使を認めろ!と言っているのです。

「沖縄のどこかの島が中国に取られれば」、それは集団的自衛権の行使ではなく「個別的自衛権の行使」の問題なのですが、安倍首相と百田氏の思想と論理は、結論として、憲法9条に「固執」していたのでは、「国際情勢」の「変化」に対応できないのだということを土台にして論理展開をしていることで一致しているのです。

それは、「9条教の信者」論を吹聴する百田氏の「揶揄」的「つぶやき」に浮き彫りです。「9条とは役に立たないものだ」という思想です。宗教に対する冒涜もありますが、こうしたスリカエ・デマ・大ウソ・ゴマカシ・デタラメ・トリックを暴いていかなければなりません!

繰り返しになりますが、9条を使った外交こそ、「今が旬」!「積極的平和主義」そのものなのです。

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