迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

はつのう。

2011-01-10 20:54:24 | 浮世見聞記
今年最初の能を観に、観世能楽堂の「梅若研能会 一月公演」へ。 初春の公演なので、幕開けはやはり「翁」。 地謡と囃子方は烏帽子素襖の正装姿、幕末・明治の古写真に見るような、武張っていないシナっとした感じで、歩く時なども特に装束を意識していない(ように見える)こなしが、古態をけっこうよく伝えているようで面白く思いました。 “能にして能にあらず”と云われるこの儀式性の強い曲、当然歌舞伎にも移されて . . . 本文を読む
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