迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

それでも花は咲くのです。

2017-04-10 19:01:13 | 浮世見聞記
今年の春は、どうも肌寒い日が多い気がする。 四月も半ばにならうとしてゐるのに、いまだ春ならではの、あの“待ちかねた感”を覚えないのは、そのせいだらうか。 桜が咲いてゐるのを見て、からうじて現在を認識する私である。 . . . 本文を読む
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ごゑんきゃうげん23

2017-04-10 06:05:29 | 戯作
「それはまず、“女人禁制”を改めることでした」 話しはいよいよ、核心に入ろうとしている。 僕は秘かに、生唾をのみこんだ。 下鶴昌之は、僕が話しに食い付いているのを確かめたかのように、ひとつ小さく頷くと、 「それを最初に言い出したのが、なんと宮司さん本人やったのです。われわれ一同、初めはほんまに耳を疑いました。熊橋さんは『何を言うてはります!』と、宮司さんに掴みかからん勢いやったですわ」 . . . 本文を読む
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