下鶴昌之は再び草に腰を下ろして、“告白”を続けた。
「彼女からそれを告げられた時、正直おどろき、焦りました。
子どもをつくる気ィなんて、さらさら無かったやさかい……。
せやけどそれが、私が立ち直るきっかけとなりました。
彼女は程なく、嵐昇菊師匠と夫婦になり、やがて先生の子として、あかりが産まれたのです。
私は内心ではいつも、嵐師匠にすまない気持ちでいっぱいでした。
先生があの子を、とて . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。