迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ごゑんきゃうげん27

2017-04-14 04:55:12 | 戯作
下鶴昌之は再び草に腰を下ろして、“告白”を続けた。 「彼女からそれを告げられた時、正直おどろき、焦りました。 子どもをつくる気ィなんて、さらさら無かったやさかい……。 せやけどそれが、私が立ち直るきっかけとなりました。 彼女は程なく、嵐昇菊師匠と夫婦になり、やがて先生の子として、あかりが産まれたのです。 私は内心ではいつも、嵐師匠にすまない気持ちでいっぱいでした。 先生があの子を、とて . . . 本文を読む
コメント