迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

「火消し」から「消防」へ。

2019-12-24 17:31:00 | 浮世見聞記
見境なく何でも焼き尽くす火事は、文明社会の敵(かたき)のひとつ。近いところでは、首里城の焼失にその思ひを強くする。幕末の開港によって発展した横浜も、火事には何度も悩まされてきた。その厄介な災害と闘ひ、現在の消防につながる基礎をつくりあげた先人たちの記録を、横浜開港資料館の企画展示「横浜の大火と消防の近代史」に見る。嘉永七年(1854年)三月十三日──旧暦二月十五日──、日米和親條約を締結したペリー . . . 本文を読む
コメント