東京都世田谷區大原二丁目、玉川上水を暗渠化して整備した緑道に、一体の古い地蔵尊があるのを見かけて立ち寄る。「向岸地蔵尊」と云ふそれは今は昔、向岸と云ふ名の生まれつき身体(からだ)の曲がってゐることを苦にしてゐた男が、夢枕に現れた地蔵の教へに従ひ日夜念佛を唱へ續けたところ、その御利益により大往生を遂げた証として、講中の人々が享保元年(1716年)に建立云々。時間の都合で素早く合掌して去らねばならなか . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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