よその土地の藤ばかりに目がいって、毎年樂しみにしてゐるはずのご近所の藤をうっかり失念し、今日になって初めて咲き出してゐることに氣が付く。淡い色より、ここの藤のやうに濃い色のはうが私は好みだ。數年前に水道橋の能樂堂で觀た「藤」に、初夏の白く静謐な風情を堪能したことが、いまも忘れられない。 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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