川崎浮世繪ギャラリーの「光と影の浮世絵師 小林清親展」を、前期と後期通して觀る。武士として生まれ、明治と云ふ“御一新”の世へ光と影を色彩に取り入れた江戸版画を生み出した非凡なる浮世繪師の、その影響を受けたと思はれる小倉柳村(おぐら りうそん)に、今回は注目する。と云っても、明治十年代半ばに作品が確認されるだけで、經歴などは一切不明の謎な人物云々、しかし小林清親の作風をしっかり自分のものにしてゐる . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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