ラジオ放送の大藏流狂言「萩大名」を聴く。訴訟のため在京が長引いてゐる田舎大名(領主)が、憂さ晴らしに太郎冠者に伴はれて訪れた庭の美事な宅で、無知無學をさらけ出して恥をかく噺で、今日でもよく上演される。學生時代に銀座能樂堂で觀た故人和泉元秀と元彌の父子による舞薹が初見以来、私がもっとも多く觀た狂言ではないだらうか。別にこの曲が好きなのではなく、觀たい能があって出かけた演能會で、しょっちゅう出てゐただ . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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