迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

續日玉川。

2024-11-01 19:37:00 | 浮世見聞記
入江を埋め立てた造成地であった江戸の街は地下水が塩辛くて生活用水に適さないため、川から水を引く必要があり、承應二年(1653年)十一月十五日、約八ヶ月の工事で多摩川中流の羽村より取水して、四谷大木戸まで流れる上水道が開通──(※昔日の玉川上水羽村取水口付近)工事を請け負った庄右衞門と清右衞門の二人は幕府より玉川上水の永代管理者を仰せつかり、また“玉川”姓と帯刀も許される──かくして江戸の街には四谷 . . . 本文を読む
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