迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊-中山道80の2 馬籠峠→馬籠宿

2014-05-18 22:29:43 | 旧中山道
馬籠峠の道端には、要所要所に↑のような小さな鐘が設置されていますが、これは熊除けのため。

思いきり鳴らしてもまだ不安だった私は、謡曲のおめでたい部分を、声を張り上げて謡いながら進むうち、やがて木立を抜け、黒木の門の前に。

これは木曽から出る木材を監視するために設けられた、「一石栃(いちこくとち)白木改番所」の跡。

そのすぐ先には、かつて七軒あったという立場茶屋(休憩所)のうち、一軒だけが残った「牧野家住宅」が。



江戸後期に建てられたもので、当時は間口がもっと広かったようですが、いまも休憩処として、現役続行中です。


ここを過ぎると、道は再び容赦ない上り坂となり、やがてようやく、馬籠峠の頂上(標高801㍍)に。



今度はここから馬籠宿の手前まで、延々と坂を下って行きます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニッポン徘徊―中山道80の1... | トップ | ニッポン徘徊―中山道81 馬... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。