![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/62/cc25e43454229f40761ee6513337f491.jpg?1700734272)
都心忘所、古くからの町に住宅と小寺院が軒を寄せる道で、まだ新しいお堂に逢ふ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/7e/66353489dcdfc3ffbcad60976e29854a.jpg?1700734311)
道から自由に入れるやうだったので、ゆっくり足を進めると、なかには三体の尊像がおはします。
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阿彌陀彿を中心に、右侍は觀音菩薩、左侍は普賢菩薩なり。
いづれも浮世の俗人を救ふ靈験云々、まさに我がことなり、心静かに今と御縁を結ぶ。
そして、散策中らしき初老夫婦が「お参りして行かうか……」と頷いているところと入れ替はる。
この頃はよく、かうした靈域に出逢ふ。
それがまた、なんとも樂しい。
よって私は、現在のこの進路(みち)で、誤りないことを確信するのである。