国道1号線の歩道のない路肩を下っていると、右手に旧街道の標識が見えてきます。
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またとんでもないところに……、と呆れつつ車が来ない隙に横断し、「石挟(いしばさみ)坂」という、坂というよりほとんど崖のような斜面を、
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恐る恐る下って行きます。
こんなヒドイ道をかつての大名行列は通ったのだろうか……、と改めて呆れているうちに足許には石畳が復活、下るにつれて「風越坂」→「釜石坂」→「赤石坂」→「向坂」と、どこまでがその範囲なのか分からないまま名称は変わり、やがて「現代だなぁ」と思わせる国道の暗渠をくぐり抜け、
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十分ほどで県道に合流、さらにその先の「芦川入口」信号で国道1号線に合流して左折すると、
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間もなく三島宿から三里二十八町(14.8㎞)の、箱根宿に入ります。
現在こそ芦ノ湖に臨んだ宿泊施設や飲食店などが集まり、ツアー客を乗せた観光バスが常に発着する行楽地となっていますが、昔はとても粗末で鄙びた宿場だったようです。
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またとんでもないところに……、と呆れつつ車が来ない隙に横断し、「石挟(いしばさみ)坂」という、坂というよりほとんど崖のような斜面を、
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恐る恐る下って行きます。
こんなヒドイ道をかつての大名行列は通ったのだろうか……、と改めて呆れているうちに足許には石畳が復活、下るにつれて「風越坂」→「釜石坂」→「赤石坂」→「向坂」と、どこまでがその範囲なのか分からないまま名称は変わり、やがて「現代だなぁ」と思わせる国道の暗渠をくぐり抜け、
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十分ほどで県道に合流、さらにその先の「芦川入口」信号で国道1号線に合流して左折すると、
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間もなく三島宿から三里二十八町(14.8㎞)の、箱根宿に入ります。
現在こそ芦ノ湖に臨んだ宿泊施設や飲食店などが集まり、ツアー客を乗せた観光バスが常に発着する行楽地となっていますが、昔はとても粗末で鄙びた宿場だったようです。
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(※明治期の古写真より)
宿場を過ぎるとすぐ左折して、
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峠と並ぶ東海道の難所、「箱根の関所」へと向かいます。
が、現在は観光施設となっているそこにわざわざ入場料を払って入るつもりはなく、
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傍らの立て札に、「Uターンしろたァ、いい辻占……!」と、持ち前のケチ根性を発揮して関所脇を迂回する国道1号線を通り、向こう側へ。
つまり、関所破り!
かつて通行手形などの不備で関所を通れなかった旅人が、埒が開くまで滞在した「新屋」と云う町の跡──現在は観光客用の駐車場となっているその傍らのベンチで、関所破りの成功にホッと一息ついてから、元和元年(1618年)に川越藩主の松平正綱が植樹したと云う約420本の杉並木を通り、
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その外れで「葭原久保の一里塚」跡を過ぎて国道1号線に合流、箱根権現の一の鳥居前から右へ分かれて坂を上ると、
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その先の左手から復活している旧道へ。
かつてはそのまま右方向へ、崖のような坂を上っていたと思われますが、現在では歩道橋でそちらへと渡り、箱根峠“東坂”の登り口、
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「権現坂」にさしかかります。