迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

じせつはまだ。

2012-01-30 19:22:22 | 浮世見聞記
三遊亭小圓朝さんの独演会「ハナヲメデ ハナシヲキコウ 梅ノ巻」を聴きに、お江戸上野広小路亭へ。

噺は「初天神」と「親子酒」の二題。


「初天神」のなかで、

“のべつ幕なし”

と云う言葉が出たのを聞いて、自分の認識は決して誤りではないことを、思いがけず贔屓の師匠の口演より確かめることが出来、溜飲の下がる思い。



今回の独演会は、終演後にみんなで小圓朝さんと湯島天神へ梅を愛でに行く、という企画とセットになっていたのだが、いざ出掛けてみると、生憎とまだ一分咲き(?)程度。



小圓朝さん曰く、半年前の気象予報では、今年は暖冬になるだろうとのことだったので(確かにそう言っていた気がする)、それを当て込んで今回の企画を立てたのだとか。

しかし本人も言う通り、実際に花が観られるようになるのは、まだ四、五日先のようである。
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