梅が、花をつけはじめた。
今年も、待てば春が訪れるようだ。
気持ちも暖かくなる、そんな便りが届いた。
寺院の前を通り過ぎようとしたとき、廃車になったローカル私鉄車両の、顔面だけが残されているのを、塀越しに見つけて、
思わず足をとめた。
廃車になった電車がこのような形で保存されているのを、ほかでも見かけたりするが、わたしにはどうも無惨な“生首”のように見えて、好きになれない。
この場合など、寺院の敷地内にあるだけに、なんとも殺生な光景に映ってしまう。
いや、もしかしたら“供養”の新しい形なのかもしれない。
そうだ。
きっと、そうだ。
今年も、待てば春が訪れるようだ。
気持ちも暖かくなる、そんな便りが届いた。
寺院の前を通り過ぎようとしたとき、廃車になったローカル私鉄車両の、顔面だけが残されているのを、塀越しに見つけて、
思わず足をとめた。
廃車になった電車がこのような形で保存されているのを、ほかでも見かけたりするが、わたしにはどうも無惨な“生首”のように見えて、好きになれない。
この場合など、寺院の敷地内にあるだけに、なんとも殺生な光景に映ってしまう。
いや、もしかしたら“供養”の新しい形なのかもしれない。
そうだ。
きっと、そうだ。