迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

うらやましさのにわのうめ。

2014-02-03 16:45:39 | 浮世見聞記
梅が、花をつけはじめた。

今年も、待てば春が訪れるようだ。


気持ちも暖かくなる、そんな便りが届いた。







寺院の前を通り過ぎようとしたとき、廃車になったローカル私鉄車両の、顔面だけが残されているのを、塀越しに見つけて、



思わず足をとめた。


廃車になった電車がこのような形で保存されているのを、ほかでも見かけたりするが、わたしにはどうも無惨な“生首”のように見えて、好きになれない。


この場合など、寺院の敷地内にあるだけに、なんとも殺生な光景に映ってしまう。

いや、もしかしたら“供養”の新しい形なのかもしれない。


そうだ。

きっと、そうだ。
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