陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

 東京から

2011年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム

  さくらの名所、千鳥が淵のさくらです。

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 東北関東大震災のあとの東京は、どこも電気

 が薄暗い感じで、いつもの華やぎがありません。

 それでも、千鳥が淵のあたりは、たくさんのお花

 見客で賑わっていました。孫の入学式のあと、

 みんなで九段坂あたりから千鳥が淵を散策しま

  した。

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  この日の午後、東京ではまた大きな地震の揺

 れがありました。揺れの後電車が一時止まった

 り、余震続きで気持ちの休まる暇がありません。

   福島第一原子力発電所の事故は、チェルノ

 ブイリ並みの「レベル7」と、本日認定されました。

 数年前、チェルノブイリで事故が起きた際、誰が

 今日のこの事故を予測できたでしょうか。

 「日本では、絶対にそんなことは起きない」、そう

 識者も言い、私も日本の技術力を信じました。

 それが 「チェルノブイリと同じレベルの大事故」

 と聞かされても、俄かには信じがたい気持ちで

 す。

  自分をも含めて、人間の愚かさ傲慢さを思い

 ます。 人間の歴史とは、そんな未熟な人間の

 哀しい選択の連続で創られているのかもしれま

 せん。