(写真は、ホア・ヒンの小高い山の上にある
ラマ7世の離宮クライ・カンウヲン。)
タイに行ったのはこれで3度目になる。
今までは、いかに安く,いかに多くを見るかが
旅の目的だったが、今回はちょと趣が違った。
高級ホテル・ヒルトンに滞在して、そこで過ご
すリゾート体験だ。 (といって もさそわれて
行ってみたらのことなのだが・・・・・)
バンコクから南へ250キロ、車で2時間半ほど
南下すると小さな町が見えてくる。荒野の中に
突然近代的な高層ホテルが現われるといった
感じ・・・、ここがホア・ヒンである。
ここホア・ヒンは、もともと王宮の避暑地?
(タイはいつでの暑いのだが、海にそったこの地の
風は爽やか) としての特別な地域で、タイの
貴族や金持ちの別荘地なのだそうだ。数年
前、ここで世界首相を集めたサミットも開か
れている、きれいな町である。
滞在者も、ドイツ人やフランス人・北欧の人
が多く、アメリカ人らしき人は見かけない。地
形としては、ヨーロッパが近いのだ。
ちなみに、私の経験したタイ旅行の一度目は、
仏教徒の国として知られるタイの農民たちの仏
と共にある暮らしを知るスタデイツアーであり、
二度目はタイ北部の都市チェンマイに滞在し
(ここは日本の東北地方という感じ)焼き物の窯
めぐり、列車で南下しながらスコータイなどタイ
王朝の遺跡をたずね、バンコクタにいたる旅だ
った。いずれも、「安い宿賃とおいしい食べ物」
を探すのが自慢のような貧しいタイ旅行であっ
た。
今回の滞在型リゾートは、海に臨んだホテル
でのんびりと過ごすのが目的。ホテルのロビー
の先にはプールがあって、ヨーロッパ系の白
人たちは、プールサイドで日光浴をしながら
日がな読書を楽しんでいる。きっと1年分の
お日さまを浴びているのだろう・・・・。