この冬、京都・奈良・飛鳥と日本の歴史の舞台を
旅する機会に恵まれました。 その文化を、私たち
の先祖が積み上げてきた物づくりの形で捕らえて
みたいと思います。
奈良の都平城京の軒丸瓦。平城京は、710年に飛鳥の
藤原京から移されました。その屋根の先端の瓦です。
美意識を感じます。最初の型は、粘土で作ります。
組み合わせのカーブの美しさに注目です。
奈良春日大社では、一年に一度、節分の日に
灯篭に明かりをともすのだそうです。午後6時、
広い境内にあるすべての灯篭に蝋燭がともされ
ました。
燈篭につけられた銅版?の模様が、蝋燭の明かりに
照らし出されます。いろいろな祈りを込めてこれを奉納
した昔の人の想いが、今に蘇ります。
どれもこれも、美しい細工です。