バーナード・メドウス(イギリス)「恋人たち」
三菱一号館は、東京駅に近いから新幹線を利用する私には、立ち寄りやすい美術館です。今回はバルテゥスの写真展を見に寄ったのですが、美術館の庭に置かれたオブジェの方が面白かったので写真に収めました。
題名は「恋人たち」ということですが、よく判りません。でも何やら得体のしれない存在感は伝わってきます。
そもそもオブジェとは何なのでしょう。調べたら「アートにおける立体作品のジャンルで、彫刻が素材に手を加えて別のものを創り上げるのに対して、素材そのものの美しさ、存在感、意味、用途、などに注目するもの」とありました。
実は、現代陶芸においても展覧会の作品のほとんどがオブジェです。陶芸の場合も、素材の土を焼成して別のものを創りだしますが、壺や食器はオブジェとは言いません。となると、土の存在感、意味、美しさを追求することが「オブジェ」の要素ということになるのでしょうか。
土の存在感?
土の美しさ?
陶芸の新しい可能性?
そろそろ オブジェを創り始めなければならない身にとって
は、 悩みの多い季節です。