今年ももう 年末ですねー!
日常使いの食器を片付けていて、ふと、エッジの欠けている食器に気がつきました。そうだ金継ぎをしておこう、 こんな寒い日には室内で出来る丁度良い手仕事だし・・・、早速欠けた器を集めてきて金継ぎをすることにしました。本格的な金継ぎではなく、ごく簡単な方法なのでご紹介します。
金継ぎを終えた器たち
まず用意するものからご紹介しましょう。
欠けを埋める水中ボンド・金粉を接着させる漆・表面につける金粉
欠けた物は、欠けた所を水中ボンドのパテAとBをよく練って埋めておきます。
割れたものは、かけらを繋ぐ陶磁器用エポキシ樹脂のボンドで接着してしばらく置きます。
欠けた所をパテで埋めた状態
欠けた箇所をきれいにパテで埋めて平らにしたら、パテが乾くまでしぱらく放置しておきます。
パテが乾いたら、その表面をやすりでといで滑らかにし、その面に漆を薄く塗ります。
割れを繋いで滑らかにした状態
漆を塗ったら、その面に金粉を静かに振り落としていきます。
金粉は筆の穂先につけて、トントンと筆をたたくようにして落とします。
そのまま下地が乾くまでそっとしておき、表面が乾いたらそっと金粉を磨くと、金粉が光ります。
所要時間は2時間ぐらい。
材料は釣り具屋さんの、ルアー装飾用に使う「漆」と「アルミ系金粉」でもOKです。
ちなみに、ここでは手持ちの陶芸用の純金を使いました。
経験的には、磁器(白磁器)の器よりも陶器の器のほうが、見た目にしっくり行きます。