陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

アトリエ便り、夏の到来

2019年07月24日 | 日記・エッセイ・コラム

蝉が鳴きはじめました。

朝からコジュケイの ピープルプレイ・ピープルプレイ

という声も聞こえてきます。

庭では、紫陽花が終わって、山百合が終わって、

もう秋海棠が咲き始めました。

雷が鳴って、夏の到来をつげています。

 

 

 雨続きの日々が続いて、山も庭もうっそうと 緑  緑  でいっぱいです。

大地を覆うような雑草も、取らなくてはと思いつつ手が出ないでいます。

 

 

木々は、この季節 うっそうと緑で覆われてしまうけれど

冬がくれば自然に葉を落とすし、

春になればまた自然に若芽が吹き出す。

それもこれも人の暮らしにかなった節理、そう思ってきました。

 

アトリエの窓から山と庭を望む

 

今朝、庭を掃きながらふと思ったのです。

あたりまえのように年々繰り返される自然の営みだけれど、

実は決してあたりまえでのことではなく、

人が命を生きるのと同じくらいの意味、

同じくらいの重さの営みなのかもしれない・・と。

時間という流れの中で、生きて死んでいく命、そのかけがえのない命の営みを

愛おしく感じるのは、自分が歳をとったからなのだと想います。

 

 花も鳥も木も風も  私中心の 天動説

身近な自然の営みも自分を中心に考えれば、私の支配下にあります。

私を中心に天が回っている・・、天動説です。

それが、最近になって変わりつつあります。

 

私たちは、宇宙の節理の中で共に生かされている仲間

それって、地動説 でしょうか?