3月3日、昨日は雛祭りでした。
お友達から頂いた小さな小さな手作りの雛人形をだしてきて、飾ってみました。
古い縮緬の着物の切れ端を丁寧に裁断して作った衣装から、古の雅な雰囲気が匂ってきます。
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着るものも、食べるものも、情報も、次から次へと押し寄せてきては、
じきに飽きられて捨てられてしまう時代の中で、
できるだけものにも、ことにも、こだわって生きて行きたいと思っています。
できるだけ本物に、素材のいいものに、手づくりに、古いものに・・・。
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家の植物の多くは、花屋で売っていないもの、いわば野山に自然に生えているものばかりです。
それが毎年、同じ頃に芽を出し花を咲かせ、いつの間にかどこかに消え、
次の年になると、また同じところから同じように元気な顔をみせる、それが当たり前でした。
ところが、常連のレンゲショウマもヒトリシズカもイワシャジンも桔梗も女郎花も、今年は姿を現しません。
何が起こっているのだろうか!
昨年の異常気象のせいなのか?
土の中にもコロナウイルスのようなものがいるのだろうか?
何故か不穏な気配のする令和の春三月です。