陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

5月のアトリエ便り

2020年05月02日 | 日記・エッセイ・コラム

気持ちのいい朝です、高校生の男の子と女の子が「じゃんけんぽん」しながら山の階段を登っていきます。

何にもないいつもの山の道が、何だか急に若々しく華やいだみたいで、私の心も和みます。

コロナで遠出ができなくなった分、近くの自然を(ここ谷津山も)楽しもうという人々が確実に増えています。

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  私のアトリエは、谷津山の登り口にあります。アトリエからみた5月の庭です。

「ホーホケキョ」鶯の鳴き声がすぐ近くから聞こえてきます。卯の花の周りをアオスジアゲハが飛んでいます。

メジロが水瓶の水を飲みに来ました。名前を知らない小鳥たちもいっぱい遊びにきます。小鳥たちは一時遊ぶと飛び去っていきます。そういえば最近、背がルリ色で腹がレンガ色のヒヨ鳥くらいの鳥↓が午後になるとやってきて遊んでいきます。写真が撮れないので、ウイキペディアから借用しましたが「イソヒヨドリ」という名の鳥です。

イソヒヨドリ

 鳴き声もきれいで声量も大きく、おっとりしていて人懐っこい感じです。ヒヨドリといってもヒヨドリの仲間ではなくスズメ目ヒタキ科の鳥だそうです。調べていたらカシューナッツやピーナッツで餌付もできるとのこと、心がちょと動きます。

 

庭の花は、この季節には日日変化します。今はタツナミソウやキポウゲやシランが盛りです。

最近の織部の作品と並べて、織部色の筒に生けました。

コロナウイルスはなかなか拡大をとめず、緊急事態宣言はまだ当分続きそうです。経済活動のダメージや医療現場の厳しさは想像に余りありますが、不急不要の外出禁止令で、人々の暮らしの在り方が少し変わってきているような気がします。私も毎日山を散歩し、三度の食事を丁寧に作るようになりました。