陶芸工房 朝

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葉月(はずき)南風月(はえつき)穂張り月(ほばりつき)

2020年08月01日 | 日記・エッセイ・コラム

あっという間に八月になった。朝、目を覚ますと窓の外に明るい太陽の光が見えた。ジージージーと耳をつんざくような蝉の声。いつもの夏の感覚だ。死にかけていた大自然が突然甦ったような朝の感じがする。3月から始まったコロナ自粛の果ての大雨続き、うんざりするような毎日の後の久々の快晴だ。気分一新、朝の散歩に出かけることにした。

家の前から山の石段は250段、ゆっくり登ってゆくと静岡市街地が一望できる。

山の上から見る街はいつもと変わらない穏やかな風景だ。雨続きだったせいか、ヤブミョウガの白い花と紫色の小さな花アキノタムラソウが咲いているくらいで、目ぼしい花は咲いていない。

本日のコロナ感染者1500人、東京都は463人・大阪は200人・静岡市は2人とか。依然として穏やかとは言えない日常が続いている。草むらの中で何かがバタバタしている。近づいてみると黒っぽい蝶がいた。ジャコウアゲハのようだ。

 

ようやく本格的な夏が来たというのに、大空を飛翔することもなく、くるくると舞うだけの哀し気なジャコウアゲハ!

先日訪ねた富士山では、大雨で富士山に六個目の湖ができたと驚かされた。突然の地震警報で大津波が襲うのではないかと(誤報だったけど)本気で慌てたり、地球も、自然も、人も、何処かがおかしくなってしまったようなきがする。                              

   きずついてひとり舞いおり夏の蝶