陶芸工房 朝

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11月、早くも晩秋です。

2020年11月03日 | 日記・エッセイ・コラム

11月、今年も「日展」の季節を迎えました。開始は10月30日でしたが、今年はコロナでオープニングセレモニーもなし、各自が自分の作品を確かめに行くという、ちょっと寂しいものでした。でも、行ってみると会場はいつもと変わらぬ力作ぞろいで、この展覧会に掛ける人々の思いが溢れていました。(ミスをして写真添付ができません、後日改めて)

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東京に2泊して帰宅すると・・・見て下さい。出かける時にちょっと顔を出していた椎茸が15センチほどの大きさになっていました。去年の春信州から買ってきた1本の原木です。いつまで待っても何の変化も見せないのですっかり諦めていたのが、晩秋になってのお目ざめです。あまりの大きさにどう食べたものか考えてしまいます。

 

こちらは柚子、豊作という程ではありませんがちらほら色づいてきていい感じです。秋の鍋や豆腐や・・・、料理には欠かせな秋の味覚です。

 

つい先日までは若葉色だった檀(まゆみ)の花が、数日の間にすっかり赤色に変身していました。雨上がりの秋の空に赤い実が輝いています。ささやかな庭の、いつもと変わらぬ秋なのだけれど、なぜか心慰められる晩秋のひとときです。

 

  午後三時の晩秋のひかりもっとも美し  

  自我ぐずぐずとありき晩秋のひかり   (金子兜太)