陶芸工房 朝

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花と器ー7

2006年04月09日 | 作品紹介

Content2   翁草

 「野草の中でも、とりわけすきなのが翁草である。うつむきかげんに咲く濃い臙脂色の花もいいが、花後の、その名のとおり、老人の白髪のようになった風情がたまらない。」と、白州正子は「花日記」に書いている。

 臙脂色の花(がく?)がかれると、中から乱れたぼさぼさの白髪を思わせる種子(?)が現れる。この風情を「翁」に見立てて、オキナソウというのだろう。

 ここでは、何の変哲もない焼き〆の徳利に、庭から採ってきた翁草を活けて見た。少し小ぶりだが、茶席の彩りにも格好だと思う。


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2 コメント

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最近ブログを始めたのですが、日本の代々伝わる文... (ならお茶)
2006-04-26 14:37:21
最近ブログを始めたのですが、日本の代々伝わる文化、芸能、工芸などにも注目していきたいと考えております。ぜひとも参考にと思っていますのでこれからもよろしくお願いいたします。
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コメントをありがとうございました。こちらこそど... ()
2006-04-27 07:48:35
コメントをありがとうございました。こちらこそどうぞよろしく。そちらの「ぶろぐ」も拝見したいです。
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