最近焼いた花入れです。
生地は焼き〆ですが鉤のような部分にだけ灰釉を付けました。鉤がモチーフのつもり。
参考にしたのは昭和40年代の日展作家・安原喜明さんの炻器(釉薬をつけないで高温で焼成する・焼き締め)の作品。安原氏の作品は斬新なフォルムに詩的なパターンの象嵌や書き落としを施し素朴に焼しめたものが多いのですが、その雰囲気が出たでしょうか?
花を入れなくても、それなりの存在感のあるものが好き。
おかしな取っ手がテーマの花入れ。
上記と同じく焼き締めの素地にひと筆掻き落としを入れたもの。
庭に咲いていた白いアジサイを1本入れてみました。
下↓
過装飾なぐらいに粘土を張り付けたり削ったりして凹凸をつけてみました。
青い紫陽花を生けてみたら、少し柔らかい雰囲気になりました。
山には、今、色とりどりの紫陽花がきれいです。