バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

回路混線中

2010年05月23日 | 日々の出来事
親に授業中の様子を知らせるためか、最近学校からプリントを持ち帰ってくるようになった。
それを見ると筆圧も最初の頃に比べてだいぶ強くなってきてるし、鉛筆の持ち方がまだちゃんと固まってないので線はぐにゃぐにゃながらも、なぞり書きも少しは上達しているような気がしていた。

でも、実際に家でやらせてみると、これがかなり惨憺たる状況...。
なぞり書きの下書きがあるうちはまだいいんだけど、枠だけになると突然書けなくなる。

例えば、「く」という字をそれまでなぞり書きで書いてきて、隣のマス(下書きナシ)に移ると突然「>」になったり。
横に見本があるよと言うと本人もそれを見ている風なのに、なぜか「>」
思わず ”いままでちゃんと「く」って書けてたやん!”とツッコミたくなるんだけど。

まぁ、鏡文字くらいなら他の子でもあるみたいだけど、「い」が突然「川」みたいになってちゃうのはどうして?
私の理解の範疇を越えてる。

やっぱり他の(健常な)子とは 目から見た図形の捉え方とかそれを頭の中で整理する能力が違う気がする。
頭の中でまだ回路がつながってないというか、混線しているというか...。

本人にやる気がないわけではないんだけど、ほんとに”ふざけてるの?”と思うくらい「できない」し、だからこそ何か不憫で。

PWSの同年代の子、あるいはもっと年下の子でも 字が書けたり読めたり、あるいは絵が上手に描けたりする子は多いんだけど
バンビは模倣(手遊びとか、折り紙や積み木・粘土など見本のとおりに作る遊び)をすることがどうも苦手らしく、どれだけ繰り返してもなかなか上達しない。
(視力の関係もあるかもしれないけど)

できないことでバンビ自身がツラい想いをしているはずだから、親としては追いつめたくはないんだけど、やってるうちにやっぱり”どうして?”という想いでついついイライラして口調もキツくなってしまう。
バンビも泣きそうだけど、こっちも泣きたい気持ち。

日々の積み重ねが大切なことだから家庭で頑張るしかないとは思うんだけど、やってて親子共に精神的に良くないような気がする...。

まぁ、発語もなかなか言葉が出なくてやきもきしていた時期もあったけど、それも(相変わらず渇舌は悪いながらも)今やうるさいくらいしゃべるようになったしなぁ。
バンビにはバンビのペースがあるんだろうから、焦っても仕方ないんだけどね。

以前から書いてるけど、バンビにとってお勉強自体は二の次というか、生きてくのに最低限必要なことが社会に出るまでに身に着けば良いと思うからそんなに必死になってるわけじゃないんだけど。

ただただ、”どうしてあげたらいいんだろうなぁ?”って思ってしまう...。 

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメント (8)
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