バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

人との関わり

2011年10月05日 | 日々の出来事
昨日の記事に関連して、というかもう何度も書いているけど
バンビは大体のPWS児がそうであるように”人が好き”で、人のことが気になる、気になる。

でも、好きな人とそうじゃない人は明確に線引きされていて
好きな人にはちょっと過剰なくらいの関心を寄せるくせに
そうじゃない人には冷たいくらいの無関心ぶりだったりすることもある。

相手が「バンビく~ん」とすごく可愛がってくれたりしても
好きじゃなければ、後ずさりしたり、ニコリともせず他所を見てたり、まったくの愛想なし。
そばで見ているこっちの方がハラハラするというか、何か申し訳なくていたたまれない気持ちになることがあるんだよねー。


で、どういう人が好きかというと、まずは自分に優しくしてくれる人。
同じ世話を焼いてくれるのでも、柔らかい雰囲気で接してくれる人が好きみたい。
この辺を瞬時に見分けるのは、確かに「能力」と呼べるかも?
その片鱗は感じられる。

あと、相手が女性であれば、若くてカワイイ人。
これは前にも書いたとおり、男の本能的なものなのかなぁ。


自閉症のお子さんのように、人に関心が持てないことが悩みという場合もあるけど
PWSのように、人に関心が強いのも善し悪しがある気がする。


バンビのように、好き嫌いであからさまに反応が違うのも
今はまだ、子供だからその辺正直よね っていうんで済むんだけど。
たぶん、元々人の気持ちがわかりにくいから、相手の反応とか感情とか気にしないところがあるんだろうなぁ。


もっと大きいお子さんで
例えば、作業所で自分の好きな職員さんが不在だったりすると、他の人の指示が入らなくなったり とか
あるいは 自分が行為を寄せてる人(異性)が、逆に自分のことを好きなんだと(妄想して?)吹聴してしまう とか
そういう人間関係のトラブルを 耳にしたことがあるし。

人への好意が、その人への依存や執着になってしまうことがあるようで難しい。


人との関わりって、普通の人でも悩みどころで、難しいものだけど
こういう子達にとってもやっぱり大きな課題なんだろうなぁ。
大体、私自身、いまいち人の気持ちがわからないところがあって
バンビにどうしてやったらいいのか その辺まったく自信ナシだし。

でも、例えば移動支援のヘルパーさんも
1人の人に固定しないように、2社に分けて依頼したりはしている。

やっぱりいろんなことを経験して、いろんな人と接して
その中で バンビ自身が1つ1つ積んでいくしかないことなのかなぁ。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp