バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

指きりができない

2011年10月06日 | 日々の出来事
「ママ、約束して。指きりだよ。」
と、バンビが差し出したのはなぜか人差し指1本。

いやいや、指きりは小指でしょ。
と、小指を立たせようとしたら、これができないことが判明。

そっかー、いまだにダメなのかー。(がっくり


バンビは手先が超不器用で...。
指を立てて3,4とできるようになったのは、年長さんの時だったかな。
逆に指を追って数えることは、どうもまだ難しいらしい。

第1指・第2指(つまり親指と人差し指)はいいんだけど
特に第3~5指の発達が未熟で、3,4に苦戦している。

こういうのって、ほんとは幼児の時に手遊びとか粘土遊びとかで
少しずつ身につくというか、発達していくものらしいんだけどね。

でも、バンビはまず目の機能が未熟だから、ものをうまく目で追えないし
空間認知とかも弱くて、捉えた画像を頭の中で再構築することが難しいらしいから
人のやってるのを見て同じようにするっていう手遊びは
小さい頃から苦手だったみたい。
苦手というより好きではあるんだけど、いくら誘っても自分でやろうとはしなかった。


粘土遊びも、まず感覚統合の問題で触覚に苦手意識があり
それは徐々に良くなったけど、手遊びと同じで空間認知が弱いからか
ものを形作るということも不得意。

だから、粘土をこねてはちぎり、こねてはちぎるをただ繰り返し
できるのは小さい団子状のものばかり。
(もっとも本人にとってはそれが電車だったりバスだったりするみたいだけど。)
でも、こねてちぎるのだけだと、第3~5指はあんまり使わないんだよね。


人間、親指と人差し指が使えれば、ボタンの掛け外しもできるし
鉛筆だって、お箸だって何とか使える。
だからバンビもそのまんま日常生活は送っているけど
こういう思わぬ時に「えっ? それできないの?」ってことがあって
愕然とさせられる。

もちろん、不器用なのは別にバンビが悪いわけではなく
むしろ私がそういう訓練をさぼってきたせいんなだけど。
うまくできないことはやりたがらない頑固なバンビに根負けしてばかりで...。

今、一生懸命小指を立てて指きりしようと必死のバンビの姿に
思わず二人で笑っちゃったんだけど
はぁ、どうしたもんかなぁ...。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメント
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