バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

乳がんのこと

2017年06月25日 | 私の身体・病気
乳がんの闘病をされていた フリーキャスター・Kさんの訃報は
同じ病を抱える身として やはりショックだったし
幼い子ども達を遺して逝かなければならなかった胸の内を想うと本当に痛ましくて、悲しい。

ただ(私自身は彼女のブログの読者ではなかったので)
ここ数日の報道を見て 思ったことだけど

Kさんは 自分の人生を生ききったんだよね。


志半ばで旅立つことになったのだとしても、決してかわいそうな人でも、気の毒な人でもない。
それは 彼女自身がそうブログに書いているそうなので...

今はただただお疲れ様でした という気持ちでいっぱい。
もう、痛みに苦しまなくていい、不安に苛まれなくていい。

そして、Kさんの意志、やりたかったこと・やろうとしていたことは ご主人やお姉さんや、いろんな人に受け継がれていくのでしょう。
例え肉体は滅びても、魂は続いていく-。
そう感じています。


ここから話は ちょっと変わるのだけど...

Kさんが ブログで乳がんを公表し、病状をアップしていたことについては
やはり世間の注目を集めたので、乳がんへの関心が高まっただろうね。
これを機に検査を受けた・受けようと思った人がいるなら それはとても意味のあること。

それに、人生や自分の生活や愛について、家族について、生きるということそのものについて
いろんな人に考える機会をもたらした。
それもとても意義深かったと思う。


ただ...
彼女はもちろん治ると信じて 闘病の様子を記してきたんだと思う。

でも、今 こうやって痩せ衰えていった姿を時系列で一気に・あまりにもいっぱい目にすると
それでも頑張っていた という姿に励まされる人も もちろんたくさんいるのだろうけど
”病状が進むとこうなるのか”という想いがどこかにちらついて 
私はちょっと息苦しくなってしまったんだよね。

まぁ、それはマスコミの報じ方にもよるのだとは思うのだけど...。

彼女自身は、自分のそういう姿を公表すること、そして心の弱さをも晒すことで
強くあろうとしていたのかな という気もしないでもないのだけどね。



翻って、私自身が自分の病気について このブログに書くこと-。

私もまた 大いに悩むところがあった。
特にリアルで交流のある方には 余計な気を遣わせることになってしまうだろうし。


でも、それでも書いているのは
1つには そもそも私にとってブログは 私自身のための備忘録であるから。

プラダーウィリー症候群という障害を抱えて生きているバンビの成長の記録として始めたブログだけど
ものぐさな私(ビデオどころか、写真すら撮りっぱなしで何の整理もしていない)にとっては
過去の記録を遡る必要がある時に 検索機能があることでとても重宝しているんだよね。

そして、もう1つは PWS児の親としてほんのちょっと先を歩いている私の記録が
後から歩いてくる人にとって 何かしら参考になればいいかな という想いがあるから。


今回の私自身の乳がんという病気のことも書くのは
1つは私自身の備忘録。
もう1つは これから体験していくことの記録が 誰かの何かの役に立つなら という気持ち。
それは私自身が、他の方が提供してくれている情報で参考にさせてもらっていることもあるからなんだけどね。

だから、できたら そういう観点でこれからもブログには綴っていこうと思っています。

PWSのことは知りたいけど、がんの話には関心ない方もいるでしょうから
その場合は 「私の身体・病気」というカテゴリーは読み飛ばしてもらえたらいいのかな。



最後に-

Kさんのご冥福を心からお祈りします。
ご遺族が(特に幼い2人のお子さんが)Kさんの愛に包まれ、慈しみ深く見守られていきますように。


メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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