最近テレビでのインタビューを聞いていて気になるのが、
何々と何々または何々や何々と例を挙げるときに
「と」や「や」を使わずに、
「~であるとか」、「~であったり」という表現を使うことです。
「と」はあれとこれと二つしかないという場合、
「や」は二つだけじゃないけど、でもやっぱりそれに近い感じがする。
だから、いくつかあるうちのこれ、これ、という意味で
「~であるとか」、「~であったり」を使うのかなあ。
いや、何となくそれだけじゃない気がする。
全てにおいて「断定する」言い方を嫌うという傾向があるような気がするんですよね。
それと、「と」や「や」よりちょっと格式ばって聞こえそうとか。
でも、別に「や」でいいと思うんだけど。
もうひとつ、気になるのが、
「~というのが正直な気持ちです」
「~というのが本当のところです」
という言い方。
これは、ただ「~です」と言うより、私は切にこう思ってるんだ!という意味を込めたいためと、「~です」より、発言の締めとして座りがいいからなんだろうと推測しています。
でも、これは例えば「これまではそうは言ってなかったけど、周囲はどう思っているか知らないけど」
という「~けど」のような何かが存在していないといけない気がします。
そういう前提を聞き手が共有していないなら、普通に「~です」でいいと思う。