テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

76の、とびきり贅沢!

2013-08-13 22:00:12 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 きょうもォ、あぢぢィ!きろくこうしんッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!連日です!)

 こんにちは、ネーさです。
 炎暑と重なったお盆休み週間の読書タイム、
 SF、花の画集、と来て、
 本日は、さあ、こちらを、どうぞ~!

  



           ―― ベストエッセイ THE BEST ESSAY 2013 ――



 編者は日本文藝家協会の皆さん、2013年6月に発行されました。
 編纂にあたった委員を務められたのは、
 角田光代さん、林真理子さん、藤沢周さん、町田康さん、三浦しをんさん、
 収録されているエッセイ作品は、全部で76編!
 ボリュームたっぷりの厳選エッセイ集です♪

「さくひんがァ、ななじゅうろくゥ、ッていうとォ~」
「ぐるがるる?」(←訳:著者さんも?)

 お空の星が星座に属するように、
 作品の背後には作家さんがいます。
 76作品にはそれぞれ、
 76人の生みの親さんがおられるのですが……

 その生みの親御さんたちの、なんたる幅広さ!

 プロの作家さん、歌人さん、
 劇作家さん、翻訳家さん、
 大学の教授さん、
 ノンフィクションライターさんや評論家さん――

「ふむふむッ、
 ことばのォ、ぷろふぇッしょなるゥさんッ!」
「がるぐぅるる!」(←訳:だけじゃなく!)

 おや? 女優さんがおられますね?
 音楽家さん、
 オーケストラの指揮者さん、
 博物館の館長さんも?

「あッ! またよしィおにいさんッ!」

 お笑い芸人の又吉直樹さんが著したのは
 『謎』というエッセイ。

 3ページにも満たぬ短い作品なのですが、
 芸人さんらしい“構成力”に、
 やるなぁ!と拍手したくなります。

「がっるるぐる!」(←訳:しっぽの人も!)

 先日ご紹介しました、
 ステキにフカフカなしっぽだらけの表紙画の小説作品『いつも彼らはどこかに』。
 あの御本の著者・小川洋子さんのエッセイも載っています!
 題名は、『言葉と小鳥』。
 これはもう、小川さんのファンの方々に絶対のおすすめ!

「まんがかのォ、ちばさんッ!」

 漫画家・ちばてつやさんは、
 戦争が終わって一年後、
 満州からようやく引き揚げてきた帰国時の回想を綴っておられます。
 幼い弟を抱いて、
 月夜の道を歩いた遠い日……。

「ぐーるがるるる!」(←訳:キーンおじさん!)

 ドナルド・キーンさんの作品は
 『わが東北の思い出』。
 芭蕉さんを例に引きながらの、
 優しい東北讃歌です。

 76人もの書き手さんの中には、
 大好きな作家さん、
 このごろ気になってしかたない文章家さん、
 お気に入りのタレントさんも、
 きっと見つけられるはずですよ♪

 帰省中の電車で、
 或いは、お仕事の合間の休憩時間、
 それとも、ごろごろ~っとお昼寝した後に、
 贅沢なこの一冊を、ぜひ!
 
  
 
コメント
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