テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 雄大なる、歌の翼 ―

2013-08-27 21:44:49 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 さあッ、もうすぐゥ、ふえがァ、なるゥ!」
「虎です!笛の前に歌を!」

 こんにちは、ネーさです。
 今日も元気に読書タイム!のはずが、あらら、
 音楽の時間になってしまったんでしょうか?
 いえ、本日ご紹介いたしますのは、音楽と活字が融合した快作なんです!
 こちらを、どうぞ~!

  



 
          ―― フットボール de 国歌大合唱! ――



 著者は いとうやまね さん、2013年5月に発行されました。
 『NATIONAL ANTHEM STADIUM』と英語題名が、
 『代表戦で楽しむ61の国家斉唱』と日本語副題が付されています。

「みんなでェ、いッしょにィ~」
「ぐるがるる!」(←訳:肩を組んで!)

 ええ、そうですね。
 サッカー日本代表(A代表)の選手さんたちが、
 ワールドカップ南アフリカでの試合前に
 肩を組んで『君が代』を歌っている光景は
 非常に印象深いものでした。

 そして、我らが日本代表だけじゃありませんよね。
 肩を組み、あるいは手をつなぎ、
 闘うぞ!
 勝つぞ!
 と、自分たちの国歌に奮い立つ選手さんは。

「さぽーたーさんもォ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:一緒に歌います!)

 ワ-ルドカップ、コンフェデ杯などでは
 いまや当たり前となり、TV中継画面に映し出される国歌斉唱のシーン。

 ただ……見て、聞いていても、
 ほとんど意味は分かりません。
 南米の国々はポルトガル語が多くて、
 アフリカの国々はフランス語だったり英語だったり。

「がいこくごォ、でスからッ!」
「ぐるぐるる!」(←訳:誰か教えて!)

 はい、その誰かが、この御本の著者・いとうさん。
 サッカー強豪国の国歌について、
 みっちり調べてくださいましたよ♪

 それぞれの国歌にひそむエピソード、
 作曲者、作詞者、歌からうかがわれる国の歴史、
 いつから歌われているのか――

「むむゥ~! うたにィ、れきしありィ!」
「がるるるるぐるぐる!」(←訳:お国ぶりもありあり!)

 国際大会では《短縮版》が使われることが多いブラジル。
 だって、完全版は長くて、難曲なんです!

 曲の最後に
 『さもなくば、名誉ある死を誓う』と歌い上げるアルゼンチン!

 なんとなく、『あ~あ~』『う~う~』で済ませちゃうスペインの国歌には、
 実は、歌詞がない!

「えェッ? ないィのォ??」
「ぐるぐるがる??」(←訳:歌詞なし国歌??)

 いろんな国歌があるんだわ、
 これがカルチャーショックというものなのね……と驚きつつも、
 読み進むうち、
 我らが日本代表も各強敵国の選手さんも
 チカラいっぱい応援したくなってきます。
 国を背負ってフィールドに立つことの、
 難しさと、晴れがましさと、何物にも代えがたい喜び!

「むねをォはッてェ!」
「がるる!」(←訳:朗々と!)

 この御本の表紙を飾っているのは、
 イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォンさん。
 ブッフォンさんは国歌を大熱唱する選手さんとして有名なんですって!
 次回のイタリア戦ではブッフォンさんに注目を!

「でもォ、もちろんッ!」
「ぐるるるるがるぐるる!」(←訳:日本代表を応援してね!)

 著者・いとうさんいわく、
 『君が代』は名曲。
 その理由や
 PV(パビリックヴューイング)に関する新たな提案も、
 ぜひ、御本の本文で一読くださいな。
 とりわけ、サッカーマニアの皆さまには――

「おすすめのォ!」
「がるるがる!」(←訳:必読本です!)




コメント
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