「こんにちわッ、テディちゃでス!
もういくつねるとォ~しんがッきィ~♪」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!夏休みも残り僅か!)
こんにちは、ネーさです。
夏休みの自由研究といえば、
かつては昆虫採集が人気、だったような気がしますが……
近年は何が流行なのかしら?
本日の読書タイムは、昆虫の代表格――蝶をめぐる一冊を、どうぞ~!
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―― 蝶コレクターの黒い野望 ――
著者はピーター・ラウファーさん、原著は2009年に、日本語版は2010年8月に発行されました。
英語原題は『THE DANGEROUS WORLD OF BUTTERFLIES』、
『乱獲と密売はいかに自然を破壊したか?』と日本語副題が付されています。
著者のラウファーさんは、本国アメリカでは
国境問題やイラク戦争など政治をテーマとするジャーナリストさんとして
よく知られた御方なのだそうですよ。
「むむゥ? せんそうのォ、じゃーなりすとさんなのにィ~」
「ぐるるがるる??」(←訳:蝶々の御本を??)
戦争、戦禍、兵役など、ずしんと重いテーマの御本を著していたラウファーさん、
インタヴューや朗読会で、頻繁に質問をされます。
次はどんな本を書くのですか?
そういった“お定まりの質問”に、或る時、
ラウファーさんは答えました。
次は蝶と花について書くつもりですよ。
ふっと思いついての、、半分は冗談のつもりだった言葉でした。
残虐で凄惨な戦争報道から、
いきなり正反対の方向――蝶々とお花についての御本、なぁんて、
まさか、ね?
「ふつーはァ、ないィでスゥ!」
「がるがる!」(←訳:ないない!)
普通なら、そうなのでしょう。
でも、意外な反響もあったんですよ。
蝶の保護地に住む人からの、
ラウファーさんを招待するメールが来たんです!
「ちょうちょうのォ、ほごちィ??」
「ぐるるるがるる??」(←訳:そんなのあるの??)
あるんです、南米のニカラグアに。
そして、多くの種類の蝶が絶滅危惧種に指定されながらも
違法な取引の対象となり、
高額で売買されている事実を
ラウファーさんは知ってゆきます。
美しい蝶々の世界は、平穏なものではなかった、のだと。
蝶々を飼育して売り捌くブリーダーたち、
オークションサイトでの販売、
世界一のお尋ね者蝶密売人は日本人?
取り締まる側の米国野生生物保護局、
違法と知っていて買い取るコレクターたち……
「こッ、こわいィ!」
「がるーる!」(←訳:ホラーだ!)
ええ、ある意味、悪夢のような、
恐ろしくもある蝶々の世界――
蝶に関しては、まだ解明されていない事柄がたくさんあります。
それを放置したまま、
人間の思惑が暴走してゆく事実。
「ちょうちょうにィ、へいわをッ!」
「ぐるぐるがるるぐるる!」(←訳:のんびり翔べる世界を!)
蝶々の世界も人間の世界も
平和で穏やかなものに成り得ないのか?
欲得とは無縁の?
謹厳な、もの悲しげな、
しかしユーモアも忘れないノンフィクション作品は
ちょっと難しいかもしれないけど夏休みの青少年ズに、
そして一般活字マニアさんにもおすすめです。
ぜひ!
もういくつねるとォ~しんがッきィ~♪」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!夏休みも残り僅か!)
こんにちは、ネーさです。
夏休みの自由研究といえば、
かつては昆虫採集が人気、だったような気がしますが……
近年は何が流行なのかしら?
本日の読書タイムは、昆虫の代表格――蝶をめぐる一冊を、どうぞ~!

―― 蝶コレクターの黒い野望 ――
著者はピーター・ラウファーさん、原著は2009年に、日本語版は2010年8月に発行されました。
英語原題は『THE DANGEROUS WORLD OF BUTTERFLIES』、
『乱獲と密売はいかに自然を破壊したか?』と日本語副題が付されています。
著者のラウファーさんは、本国アメリカでは
国境問題やイラク戦争など政治をテーマとするジャーナリストさんとして
よく知られた御方なのだそうですよ。
「むむゥ? せんそうのォ、じゃーなりすとさんなのにィ~」
「ぐるるがるる??」(←訳:蝶々の御本を??)
戦争、戦禍、兵役など、ずしんと重いテーマの御本を著していたラウファーさん、
インタヴューや朗読会で、頻繁に質問をされます。
次はどんな本を書くのですか?
そういった“お定まりの質問”に、或る時、
ラウファーさんは答えました。
次は蝶と花について書くつもりですよ。
ふっと思いついての、、半分は冗談のつもりだった言葉でした。
残虐で凄惨な戦争報道から、
いきなり正反対の方向――蝶々とお花についての御本、なぁんて、
まさか、ね?
「ふつーはァ、ないィでスゥ!」
「がるがる!」(←訳:ないない!)
普通なら、そうなのでしょう。
でも、意外な反響もあったんですよ。
蝶の保護地に住む人からの、
ラウファーさんを招待するメールが来たんです!
「ちょうちょうのォ、ほごちィ??」
「ぐるるるがるる??」(←訳:そんなのあるの??)
あるんです、南米のニカラグアに。
そして、多くの種類の蝶が絶滅危惧種に指定されながらも
違法な取引の対象となり、
高額で売買されている事実を
ラウファーさんは知ってゆきます。
美しい蝶々の世界は、平穏なものではなかった、のだと。
蝶々を飼育して売り捌くブリーダーたち、
オークションサイトでの販売、
世界一のお尋ね者蝶密売人は日本人?
取り締まる側の米国野生生物保護局、
違法と知っていて買い取るコレクターたち……
「こッ、こわいィ!」
「がるーる!」(←訳:ホラーだ!)
ええ、ある意味、悪夢のような、
恐ろしくもある蝶々の世界――
蝶に関しては、まだ解明されていない事柄がたくさんあります。
それを放置したまま、
人間の思惑が暴走してゆく事実。
「ちょうちょうにィ、へいわをッ!」
「ぐるぐるがるるぐるる!」(←訳:のんびり翔べる世界を!)
蝶々の世界も人間の世界も
平和で穏やかなものに成り得ないのか?
欲得とは無縁の?
謹厳な、もの悲しげな、
しかしユーモアも忘れないノンフィクション作品は
ちょっと難しいかもしれないけど夏休みの青少年ズに、
そして一般活字マニアさんにもおすすめです。
ぜひ!