テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《エキゾ》って、どんな? ~

2024-07-07 22:03:48 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 むむゥ! たなばたァなのにィ~!」

「がるる!ぐるぅるるる!」(←訳:虎です!雨じゃないね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 珍しくも雨や曇りではないものの、

 記録的酷暑の七夕となりました。

 熱波が過ぎるのを室内でじっと待ちながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 珍獣のお医者さん 2 ――

 

 

 著者は二宮香乃(にのみや・かの)さん、

 2024年4月に発行されました。

 『The Docter of Exotic Animals』と英語題名が付されています。

 

「もうゥ~ほとんどォぜんぶゥ!」

「ぐるるぅるがるぐるる!」(←訳:ワンニャン以外すべて!)

 

 ええ、そうなんです。

 日本の一般的な動物病院に来院する患者さんは、

 殆どがワンコとニャンコ――犬猫で、

 その他の種類の動物を診てもらいたいのなら、

 大学に付属する動物病院あたりのドアを叩くしかありません……が。

 

 ここに、なんと、

 《エキゾ診ます》

 と宣言する動物病院がありまして。

 

「おおォ、ありがたやッ!」

「がるるぐる?」(←訳:どんな病院?)

 

 月光動物病院は、

 エキゾチックアニマル専門の動物病院です。

 《エキゾ》と通称される彼・彼女たちは、

 ウサギ、カメ、ヘビ、カエルや鳥類も、と

 オールジャンル状態。

 

 そんなレアな動物病院へ、

 新人獣医の神無(かんな)先生が就職して、

 そろそろ1ヵ月……

 

「せんせいィ、なれてきましたでスかッ?」

「ぐるるるっるるる~!」(←訳:まだまだっぽいね~!)

 

 今日も、神無先生が初めて目にする動物が

 飼い主さんに抱かれてやってきました。

 

 リ、リチャードソンジリス?

 

 プレーリードッグをやや小型びした感じのその子は、

 むぎ太くんという名前で、

 息をするのが苦しそう……?

 

「せんせいィ! おねがいィ!」

「がるるぐるる~!」(←訳:助けてあげて~!)

 

 患者さんを診察するのは、

 病院長である月光(げっこう)院長。

 

 むぎ太くんの病状を

 院長先生は適格かつ迅速に判断しますが、

 はたして、診療は上手くゆくのか……?

 それに、むぎ太くんにはもうひとつ、

 厄介な問題が……?

 

「わわッ、つぎのォかんじゃさんはッ!」

「ぐるるがる~!」(←訳:これもまた~!)

 

 或る日、にこやかな飼い主さんが連れてきたのは、

 タランチュラ。

 

 そう、蜘蛛です。

 ホラー映画に出てきそうなルックスの、蜘蛛ちゃんです。

 

 臆することなく診察に臨んだ月光院長の、診断結果は。

 

 脱水状態なので、

 水分補給を。

 輸液しましょう。

 

「えッ? だッすいィ??」

「がるるぐる!」(←訳:蜘蛛も脱水!)

 

 リチャードソンジリスに、

 タランチュラ。

 人間とは別の生物といえる彼らにどう接し、

 不調を改善させ、

 或いは病気を未然に防いでゆくのか。

 

 そんな生態だったとは!

 初めて聞いた!

 と新鮮な驚きに満ちた《エキゾ》の世界を、

 全活字マニアの皆さま、ぜひ、覗いてみてくださいね。

 夏休み中の少年少女さんにも

 おすすめですよ~♪

 

 

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