テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

龍王さまにお願い。

2013-08-21 21:30:58 | くま

  「うむむむむむゥ~ッ! ふゥ~れェ~ッ!!」
  

  「がるるる~っ!ぐ~る~っ!」(←訳:うぬぬぬ~っ!降~れ~っ!)
  

  「りゅうおうさまッ! ほどよくゥ、あめをォ!」
  「ぐるがるるぐるるるー!」(←訳:雨を恵んでくださいー!)
  
  「あめよォ、こいィ~ッ!」
  「がっる~!」(←訳:降って~!)


 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス! ふぱァ~!」
「がるる!ぐるぅ~!」(←訳:虎です!ふうぅ~!)

 東北や北海道では雨による災害が出ていると聞きますが、
 ここ、関東の東京、その東京の多摩地域の八王子では、
 もう一ヶ月近く、まともな雨が降っていません。
 これはもう、時代小説で謂う『日照り』、
 『大旱魃』か『飢饉(ききん)』の前兆に等しい異常気象です。
 ならば、やりましょう!

 雨乞い!

 八大龍王さまにお願いして、
 雨続きの土地には好天を、
 日照りの土地には慈雨を、
 多過ぎず少な過ぎず、
 程よく恵んでくださいませ~!!

「もうしょはァ、もういいィでスッ!」
「ぐるるるる~っ!」(←訳:涼しくして~っ!)

 ……と、写真や記事の準備をしておりましたら、
 驚くなかれ!
 急に雨雲襲来!
 今日(21日)の夕方から雨、という予報よりも早く雨が降ってきました!
 きゃ~っ♪♪
 超お久しぶりの雨っ!!

 もしかして雨乞いが効いたのかしら?
 よぉし、いいぞ!
 さあ、テディちゃ、虎くんっ、
 もういっちょ雨乞いの念力舞い踊りを!

「ふァいッ! ふゥ~れェ~ッ!」
「がるがるがる~!」(←訳:降れ降れ降れ~!)

   (…中略…)

「もッとォ、ふゥ~れェ~ッ! ……ぜーはーッ」
「ぐっるぐるぐる……がーるー…」(←訳:もっと降れ降れ……ぜーはー…)
「ふゥ~れェ~……ぜーはァー…」
「がるがる……ぐーるー…」(←訳:降れ降れ……ぜーはー…)
「ふうゥ~、あまごいィッてェ~…」
「ぐるる~!」(←訳:きつい~!)



  厳しい残暑の最中ですのに、世間は過酷でございまする。
  雑貨店さんでは、はやハロウィン用の商品が店頭に……!
  

  
  皆さま、どうぞ夏バテにならぬよう、御自愛を。


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~ タイムスリップおもちゃ博覧会 ~

2013-08-20 21:35:16 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あたるもォ、はッけィ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!当たらぬも八卦!)

 こんにちは、ネーさです。
 当たるも八卦当たらぬも八卦……何が転がり出て来るかわからない?
 という点では占いをも凌駕するのが、
 本日の読書タイムで御紹介いたしますコレですね!
 コレクター魂に火をつける一冊を、さあ、どうぞ~!

  



 
             ―― グリコのおもちゃ図鑑 ――



 著者は森永卓郎(もりなが・たくろう)さん、2013年8月に発行されました。
 『森永卓郎コレクションpresents 《おまけ》で読み解く昭和、平成経済史』と
 副題が付されています。

 著者・森永さんといえば、
 経済評論家さんとしてTVでしばしばお見受けいたしますが……

「ふァいッ! こめんてーたーさんでスねッ!」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:メガネの評論家さん!)

 経済アナリストである森永さん、
 ミニカーのコレクターさんとしても知られています。
 そして、ミニカーの他にも、
 森永さんがコレクションしている物があって、
 それが――

「ぐりこのォ、おもちゃッ!」
「がるがるる!」(←訳:一万種類も!)

 この御本で公開されているのは、
 森永さんが所有するグリコのおもちゃコレクションのごく一部。
 一万種類のうちの、美品・名品・一品たち、なんですよ。

 森永さんが本格的にグリコのおもちゃをコレクションしようと思い立ったのは、
 12年前、2001年に発売された
 『タイムスリップグリコ』
 に触発されたため、でした。

「たいむすりッぷのォ、ぐりこッ??」
「ぐるるるがっる~?」(←訳:どんなのだっけ~??)

 お値段は200円。
 おもちゃ、というよりフィギュアの製作を担当したのは、
 あの海洋堂さん!
 昭和を懐かしむ大人をターゲットに発売された『タイムスリップグリコ』は
 大ヒット商品となりました♪

 この御本にも、載っていますが、
 素晴らしいクオリティですね!

 十六文キックを放つジャイアント馬場さん、
 リカちゃん人形、
 アポロの月面着陸船、
 ボンネットバスや、
 ダイハツミゼット(←車の名前です)、
 足踏み式ミシンに
 なぜかサンマを狙ってるネコちゃんもいるわ……。

「ふァわわァ~!
 ふしぎだけどォ、きゃわゆいッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:味があるね!)

 タイムスリップグリコ②では、
 ウルトラマンさん、
 カネゴンくん(たぶん)、
 鉄人28号や
 万博の太陽の塔までフィギュア化されました!

 これは、森永さんでなくともググッと来ますよね。

「ほしくなるゥ!」
「がるるぐっるがるるぐる!」(←訳:コレクションしたくなる!)

 タイムスリップグリコのコレクションを始めるとともに、
 森永さんの触手は、
 初期のグリコのおもちゃへも伸びてゆきます。

 むか~しのおもちゃは?
 その歴史は?
 材料、デザインの変化は?
 社会情勢がおもちゃに与えた影響は?

「おもちゃたちのォ、はてしなきィ、みちのりィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:奥が深過ぎ!)

 日本に暮らしていれば、
 おそらく殆どの御方が手に取ったこと、買ったことのあるグリコのおもちゃ。

「おまけェ、じゃないィでスよゥ!」
「がるるぅっるぐるるる!」(←訳:おもちゃって呼んでね!)

 『グリコ』さんでは、
 《おもちゃ》と《お菓子》は等価であるという考え方から、
 《おまけ》ではなく、
 《おもちゃ》と表記しているのだそうです。

 懐かしい!と思った昭和を知る方々、
 昭和は知らないんだけどグリコ大好き!な少年少女さんも、
 貴重なおもちゃの博覧会をお見逃しなきよう~!
 

 
 
 
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みやこを走る、毛玉たち♪

2013-08-19 21:45:30 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 またまたァ、しッぽッ!」
「がるう!ぐっるるがるるる!」(←訳:虎です!シッポが主役です!)

 こんにちは、ネーさです。
 先日は、
 シッポふさふさなリスくんたちが表紙の小川洋子さん著『いつも彼らはどこかに』を
 御紹介いたしましたが、
 ええ、本日の読書タイムも
 シッポふっくら♪なアイツらが主役です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― 有頂天家族公式読本 ――



 著者は森見登美彦さん+『有頂天家族』親衛隊の皆さん、2013年6月に発行されました。
 森見さん著『有頂天家族』が、このたび、なんと!アニメ化!
 さらにはこうして《公式読本》発刊の運びとなりました~♪

「たぬきィでス!」
「ぐるぐる!」(←訳:京都です!)

 京の都は、糺の森。
 その一隅に、狸界の名門・下鴨(しもがも)家の塒(ねぐら)はございます。

 いまは亡き偉大なる父・総一郎の血を受け継いだのは、
 矢一郎、
 矢二郎、
 矢三郎、
 矢四郎、の四兄弟。

「じゅんばんがァ、わかりやすいィッ!」
「がるぐる!」(←訳:明朗快活!)

 母を盛り立て、健気に生きる彼らは、
 人間に化けるのなんざぁ朝飯マエ!の立派な狸一族!

 ……いえ、若干名、現状はタヌキに非ず、ってな者もおりますけれど、
 そこらへんをキリキリ思い詰めないのが
 シッポふさふさ一家の良いところ♪

「そのうちィ、もどッてくるのさッ!」
「ぐっるるるがっるる!」(←訳:あったかなシッポが!)

 この御本では、
 下鴨家、
 下鴨家をライヴァル視するる夷川(えびすかわ)家、
 矢三郎くんの師である天狗の赤玉先生他、
 『有頂天家族』の登場人物を
 アニメキャラクターした画や背景美術が紹介され、
 また、
 《森見さんと巡る『有頂天家族』の舞台》といった
 京都ガイドの章も掲載されえています。

 けれど、なんといっても、
 いちばんの読みどころは――

「しッぽでス!」
「がるるぐっる!」(←訳:冬毛のシッポ!)

 厳寒期、つまり真冬用のモコモコ毛で身を守る狸くんたちが
 暴れまわる節分の夜!

 この御本のために書き下ろされた短編小説
 『冬の女神と毛玉たち』は
 下鴨家をヒイキする活字マニアさん必読!
 森見さんの作品大好き!なファン諸氏は大喜び!な一編です。

 私ネーさも、読んでいて大笑いいたしました♪
 いいわ~京都の節分って!

 飛び交う豆!
 逃げる狸くんたち!
 鬼はそと!の声もかき消される大騒動!

「おくれをォとるなッ!」
「けちらせェ~!」

 写真資料も豊富な、ユニークな公式読本!
 アニメ好きさんも原作小説が好きです派さんも、
 毛玉ちゃんたちのスットンキョーぶりをお楽しみくださいね♪



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鷹に、再会!

2013-08-18 22:02:24 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 きょうのォ、おやつはァ、なにィでスかァ~♪」
「がるる!ぐぅるーるるがるるっ!」(←訳:虎です!ジェラートがいいなっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 テディちゃ、虎くんも休みボケなのかしら?
 お盆休みが終わって、今日は読書タイムですよ!
 でも、お休み明けでいまひとつピントが合わない頭脳には、
 こちらの御本で、楽しく!シャキーンと!目を醒ましていただきましょうか~♪

  


             ―― 修道士ファルコ ① & ② ――


 著者は青池保子さん、2013年8月に発行されました。

  

「こちらはァ、いッかんッ!」

  

「ぐるるるがるがる!」(←訳:こちらは②巻です!)

 なつかしいわ!と掌を拍つ少女マンガファンの方々、
 ええ、そうです♪
 あの《修道士ファルコ》シリーズが
 装いも新たに帰ってまいりましたよ!

 1991年に第一作が雑誌に発表され、
 その後、単行本2作品が刊行されて以後、
 しばし休眠していたのですけれど、
 今年に入って、ついに新連載が開始されたのです♪

 新連載分は、
 9月に発売される『修道士ファルコ③』に収録予定だそうですが、
 ③巻が世に出るまでの間は、
 こちらの①&②巻で《ファルコ》の世界を復習してみましょう。

「ふァいッ! しつもんでスゥ!
 ふぁるこさんッてェ~」
「がるるぐるるぅ??」(←訳:どなたですかぁ??)

 はい、良い質問ですね。
 ファルコさんについて少しばかり説明いたしますと、
 時代は14世紀のこと――

 当時のイベリア半島は、
 カスティリヤ王国、アラゴン王国、ナバーラ王国などに分かれ、
 戦争したり講和したり、また戦争したり、といった
 ほぼ戦国状態にありました。

 そんな国際情勢の中、
 カスティリア王ドン・ペドロは
 ひとりの修道士さんと出会います。

「そのォしゅうどうしィさんがァ~」
「ぐぅるるがる?」(←訳:ファルコさん?)

 ナバーラ王国出身というファルコさん、
 王さまに睨まれて……なんてことはありません。

 僧籍に在る修道士さんは、
 俗世を捨てた人びと。
 かつて何をしていたとか何処の国に生を享けたとか等とは
 切り離された存在なのです。

 それでも……気になっちゃいますうよね?
 なぜって、ファルコさんてば――

「かみのけがァ~」
「がるがるっ!」(←訳:ふさふさっ!)

 剃髪(トンスラ)。

 中世の僧職者さんたちは、
 頭頂部を剃り上げる髪型をしているのが普通でした。

 なのに……ファルコさんの頭髪はふさふさで、剃っていない……?

「なんでだろッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:何か理由が?)

 複雑で、切ないその理由を、
 王さまはある日、知ることになります。

 実は……ファルコさんのアタマには重大な秘密が隠されていたっ??

「むむむゥ? ひみつゥ??」
「ぐるるっ??」(←訳:どんなっ?)

 中世の修道院を舞台にしたフィクション作品といえば、
 なんといってもウンベルト・エーコさん著『薔薇の名前』が有名です。
 けれど、こちらの《修道士ファルコ》シリーズもスゴイんですよ♪
 時代考証はガッシリ!
 専門用語、美術、衣装もバッチリ!

 歴史マンガ好きな御方に、
 そして歴史小説好きな方々にも
 読んでいただきたいコミックスです♪

「わきやくのォ~おにいさんたちもォ!」
「がるぐるる!」(←訳:キレてます!)

 ぜひ手に取って御覧あれ~!


 
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きっと、もうすぐ?

2013-08-17 21:32:00 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 たべるどォ~ッ!」
「がるる!ぐるるぅるる~!」(←訳:虎です!食べちゃうぞ~!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 はい、読書をおサボリしての本日は、
 んも~暑い時はこれっきゃないでしょ!の氷菓おやつタ~イム♪

 『ロッテ』さんの《スイカ&メロンバー》!

  

「すいかァにはッ、たねッ!」
「ぐるぅるるがる!」(←訳:種じゃないタネ!)

 小粒なチョコにタネの代役を担ってもらえれば、
 スイカのタネを食べると盲腸になる?という伝説に怯える必要はありませんね。

「こッちもォ、ひえひえッ♪」
「がるるっ!」(←訳:ちべたっ!)

  

 上の画像は、
 『赤城乳業』さんの《ガリガリ君 あずき大福》!

  

「あァ~ずゥ~きィ~♪」
「ぐっるるがる!」(←訳:もっちり食感!)

 いや~もう~気温が高いと濃厚ミルク系アイスクリームよりも
 シャリシャリのアイスバーの方が美味しくいただけます。
 噂では、《ガリガリ君》製造工場はフル回転だとか。

「うれゆきィ~こうちょうッ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:みんな夏のせい!)

 アイスをかじっている間に、
 お盆休み週間も終盤となりました。
 渋滞の中をどうにか戻ってきたよ…という御方、
 明日18日に帰省先から東京へUターンする方々、
 大勢の親戚さんを実家に迎えてテンテコ舞いだった方々、
 あぁ~お休みなんて取れなかったよぅ~…という御方も、
 皆さま、お疲れさまでした!
 美味しい氷菓で、少しだけでもリラックスを!

「おにわでェ、むしがァ、うたッてまスゥ♪」
「がるるるぐるるがるがる!」(←訳:もうすぐ涼しい秋が来る!)




 
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ぼくはグリーンモンスター♪

2013-08-16 21:47:25 | ブックス
「こんにちわッ、テデイちゃでス!
 むむゥ! ひとォ~つゥ~…ふたァ~つゥ~」(←怪談風に)
「がるる!ぐるるるがる^るぅ~…」(←訳:虎です!ここにもひと~つぅ~…)

 こんにちは、ネーさです。
 いったい何がひとつ、ふたつ、かと申しますと……セミの抜け殻!
 もしかして……暑い夏がまだ続くってことなのかしら?

「ええェ~ッ!」
「ぐる~っ!」

 ふぅ~……。
 暑さに疲れ、遊び過ぎて疲れちゃったお盆休み週間の読書タイム、
 セミの抜け殻を眺めては溜め息しながら、
 本日は、にひゃっ♪と顔の筋肉も緩んじゃう
 楽しい一冊を御紹介いたしましょう。
 暑気払いに、さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
           ―― モンスターズ・ユニバーシティ ――



 著者はアイリーン・トリンブルさん、原著は2013年に、
 画像の日本語版は(もちろん)2013年7月に発行されました。
 英語原題は『MONSTERS UNIVERSITY』、
 言わずと知れたピクサー製作の映画『モンスターズ・ユニバーシティ』の
 ノベライゼーション作品です~♪

「わほゥ! まいくとォさりィー!」
「がるる~!」(←訳:緑と青~!)

 はい!そうです!
 2002年に公開された映画『モンスターズ・インク』の、
 続編なんですけれど、
 内容的には前日譚!
 ちっちゃくて、
 きゃわいいぃ~マイク・ワゾウスキくんと、
 のちに親友となるジェームズ・P・サリバンくんが
 この物語の中で出逢います。

「ふァいッ! てれびィのォ、こまーしゃるゥでェ~」
「ぐるぐる!」(←訳:見たよね!)

 居並ぶ強力かつ豪華な夏休み公開作品群を押しのけ、
 興行成績トップを走っているのは、
 宮崎駿さんの『風立ちぬ』と
 この『モンスターズ・ユニバーシティ』。

 映画館へ行って観たい~♪と思いつつも、
 チビっ子で溢れる映画館の惨状に恐れをなし、
 休みが明けて館内が落ち着くのを待とうかな、
 いやぁ~忙しくて映画館にゆくヒマがないよ~、と
 お嘆きの貴兄に、
 はたまた映画はもう観ちゃったわ♪でももう一度観たい~!という
 チャッカリ派の貴姉に、
 お家でリラックスして
 『モンスター』くんたちの冒険を堪能したいなら、
 この御本をチョイス!

「ふりがなッ、ついてまス!」
「がるっるるぐるる!」(←訳:チビっ子も読める!)

 “怖がらせる”ことでエネルギーをもたらし、
 モンスター・シティを支えるモンスター界の鉄人たち――
 《モンスター・インク》のこわがらせや。

 おチビの頃から、
 こわがらせやになりたい!なりたい!と願い続けてきた
 マイク・ワゾウスキくん。
 念願かなって、こわがらせや養成校として名高い
 『モンスターズ・ユニバーシティ』に入学を果たしました。

「おめでとうゥ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:祝電送るよ!)

 マイクくんの心はハッピー、
 でも現実はあんまりハッピーではないような……。

 ええ、マイクくん、こわがらせやモンスターとしては
 致命的な欠点があったのです。

「こわくゥないィ!」
「がるる!」(←訳:可愛い!)

 人間の世界では褒め言葉の可愛い♪は、
 モンスターにとっては、むしろ屈辱……?

「そんなことォ、ないィよゥ!」
「ぐるるがっるるぐるー!」(←訳:常識を引っくり返せー!)

 かくて始まるマイクくんと仲間の奮闘。
 可愛いだけのオレじゃないぜ!

「ゆけゆけェ!」
「がっるる!」(←訳:やったれ!)

 ピクサー大好き!な皆さま、
 年齢を忘れて、ぜひ一読を♪
 
 
 
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是か非か?判定は?

2013-08-15 21:45:56 | ブックス
「こんにちわゥ~、テディちゃでス!
 まてィっ、とんぼッ!」
「がるる!ぐるるぐるがる!」(←訳:虎です!トンボ捕るです!)

 こんにちは、ネーさです。
 お庭をふわふわトンボくんたちが飛んでいて、
 捕虫アミをブン回したくなる気持ちも分りますが、
 炎天下での激しい労働はおすすめできません。
 緊迫の大捕りもの!っていったら、
 今日の読書タイムで御紹介するこちらの方々に
 お任せしちゃいましょ~!

  



 
            ―― シャーロック・ホームズ 絹の家 ――



 著者はアオンソニー・ホロヴィッツさん、
 原著は2011年に、画像の日本語版は2013年4月に発行されました。
 英語原題は『THE NEW SHERLOCK HOLMES NOVEL THE HOUSE OF SILK』、
 題名にもありますように、
 偉大なる唯一無二の諮問探偵シャーロック・ホームズさんが活躍する最新作です。

「ふァ~?? さいしんさくゥ~??」
「ぐるっるる!」(←訳:それって変!)

 ええ、多くの活字マニアさんも思われるでしょうね。
 変じゃん!
 ショーロック・ホームズさんの物語っていったら、
 作者はアーサー・コナン・ドイル卿だよ!
 ドイル卿の著作でなければ偽物だ!贋作だ!と。

 けれど、この御本は“ちょっと特別”なようです。

 コナン・ドイル卿の作品の著作権等を管理するコナン・ドイル財団から
 《新たなホームズ物語》
 として、
 初の正式な認定を受けた長編作品!

「つまりィ、おすみつきィ!」
「がるるぐるがぅるる?」(←訳:タダの贋作じゃない?)

 さて、どうなんでしょう?
 タダの贋作なんかじゃない、
 余程の名作なのか、
 それともツッコミどころ満載の迷作なのか、
 読んでみなくちゃ!

「なつかしのォ、べーかーすとりーとッ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:バイオリンの音色!)

 発表するには差し障りがあり過ぎる――

 ワトスン博士がそう考え、
 ストランド誌には掲載せず、
 銀行の金庫に仕舞いこんだ物語がありました。

 それが、この『絹の家の事件』です。

 1890年の11月も末の頃、
 結婚でベイカー街の下宿から離れたものの、
 たまたま親友ホームズさんを訪ねていたワトスン博士の眼前に、
 依頼人は現れました。

   何者かが我が家を見張っているんです!

 依頼人の求めに応じ、
 家と周辺を調査していたホームズさんとワトスン博士は、
 やがて、巨大な闇と対峙する事態に……!

「だいとしィ、ろんどんッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:疾走する馬車!)

 公認・新ホームズ譚の出来栄えや如何に?
 筋金入りのホームズさんファン諸氏からのジャッジは、
 YESと出るか?
 NOと叫ばれるか?

 ミステリ好きな活字マニアさんは、ぜひ御自身の目で判定してくださいね~♪



 

 
 
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熱烈こだわりBEST!

2013-08-14 21:56:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、ぱくぱくッ、がりがりくんッ!」
「がるる!ぐーるぐーるるるる!」(←訳:虎です!ホームランバー行きます!)

 こんにちは、ネーさです。
 冷凍庫のアイスが急速に減ってゆく理由が分かったわ……
 てなワケで、本日のおやつは変更!

「えええェ~ッ??」
「ぐるがる~っ??」

 お盆休み週間のほぼ真ん中の今日は
 読書タイム&おやつタイムもお休みして、
 ちょこっと音楽タイム!
 こちらのCD(+DVD)作品を、どうぞ~!

  



     ―― イエモン - FAN'S BEST SELECTION -(初回盤) ――



 著者はTHE YELLOW MONKEYの皆さん、2013年7月に発行されました。
 『FAN'S BEST』とありますように、
 我こそはイエモンの大ファンなり!と自負するファンの方々の
 人気投票によって選出された楽曲16作品が収録されています♪

 デビュー20周年なんだけど(溜め息)、
 もう解散しちゃったけど(涙)、
 いまも根強い人気を誇るTHE YELLOW MONKEY!

「さいけッせいィはァ~…なにィのかなァ~…」
「がるぐる……ぐるるるぐるるるぅ~…」(←訳:それより……この顔が気になるぅ~…)

  

 怪しいお顔については、敢えてスルーすることにして、
 大事なのはオマケです!

「おまけッ?」
「ぐるぅ?」(←訳:付録ぅ?)

 オマケ、すなわち初回盤の特典であるDVD!
 これが素晴らしいんですよ♪
 1992年のデビュー時から2001年の活動休止時までのTV出演の映像をまとめてDVD化!

 とはいえ、残念ながら、すべてのTV出演映像、ではありません。
 権利関係などでDVD化できなかったものもあるようですが……。

「でもォ、きちょうッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:画像もキレイ!)

 昔の映像がデジタル化されて、
 これはファンの方々にもとっても好評なんですって!
 ネーさも嬉しいです!
 トンがってる吉井さん……
 菊地おにいちゃんのギター……
 ヒロセおにいさんの衣装……
 菊地おとうとちゃんのドラム……
 イエモンを知らない少年少女にも観て&聴いていただきたいなぁ~♪♪

「きゃッこいィ~のだッ!」
「ぐっるっるがるる!」(←訳:突っ走ってるのだ!)

 THE YELLOW MONKEYのファンだけど、
 しまった!買いそびれてた!という御方は、
 DVD付きの『FAN'S BEST 初回盤』、
 急いで探してくださいね!




  ではここで、本日のオマケ画像!
  
  塩分補給のためには、しょっぱいお菓子もアリです♪

「みなさまッ、ねッちゅうしょうゥにィ~」
「がるるるぐるぐる!」(←訳:ホントに御用心を!)


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76の、とびきり贅沢!

2013-08-13 22:00:12 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 きょうもォ、あぢぢィ!きろくこうしんッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!連日です!)

 こんにちは、ネーさです。
 炎暑と重なったお盆休み週間の読書タイム、
 SF、花の画集、と来て、
 本日は、さあ、こちらを、どうぞ~!

  



           ―― ベストエッセイ THE BEST ESSAY 2013 ――



 編者は日本文藝家協会の皆さん、2013年6月に発行されました。
 編纂にあたった委員を務められたのは、
 角田光代さん、林真理子さん、藤沢周さん、町田康さん、三浦しをんさん、
 収録されているエッセイ作品は、全部で76編!
 ボリュームたっぷりの厳選エッセイ集です♪

「さくひんがァ、ななじゅうろくゥ、ッていうとォ~」
「ぐるがるる?」(←訳:著者さんも?)

 お空の星が星座に属するように、
 作品の背後には作家さんがいます。
 76作品にはそれぞれ、
 76人の生みの親さんがおられるのですが……

 その生みの親御さんたちの、なんたる幅広さ!

 プロの作家さん、歌人さん、
 劇作家さん、翻訳家さん、
 大学の教授さん、
 ノンフィクションライターさんや評論家さん――

「ふむふむッ、
 ことばのォ、ぷろふぇッしょなるゥさんッ!」
「がるぐぅるる!」(←訳:だけじゃなく!)

 おや? 女優さんがおられますね?
 音楽家さん、
 オーケストラの指揮者さん、
 博物館の館長さんも?

「あッ! またよしィおにいさんッ!」

 お笑い芸人の又吉直樹さんが著したのは
 『謎』というエッセイ。

 3ページにも満たぬ短い作品なのですが、
 芸人さんらしい“構成力”に、
 やるなぁ!と拍手したくなります。

「がっるるぐる!」(←訳:しっぽの人も!)

 先日ご紹介しました、
 ステキにフカフカなしっぽだらけの表紙画の小説作品『いつも彼らはどこかに』。
 あの御本の著者・小川洋子さんのエッセイも載っています!
 題名は、『言葉と小鳥』。
 これはもう、小川さんのファンの方々に絶対のおすすめ!

「まんがかのォ、ちばさんッ!」

 漫画家・ちばてつやさんは、
 戦争が終わって一年後、
 満州からようやく引き揚げてきた帰国時の回想を綴っておられます。
 幼い弟を抱いて、
 月夜の道を歩いた遠い日……。

「ぐーるがるるる!」(←訳:キーンおじさん!)

 ドナルド・キーンさんの作品は
 『わが東北の思い出』。
 芭蕉さんを例に引きながらの、
 優しい東北讃歌です。

 76人もの書き手さんの中には、
 大好きな作家さん、
 このごろ気になってしかたない文章家さん、
 お気に入りのタレントさんも、
 きっと見つけられるはずですよ♪

 帰省中の電車で、
 或いは、お仕事の合間の休憩時間、
 それとも、ごろごろ~っとお昼寝した後に、
 贅沢なこの一冊を、ぜひ!
 
  
 
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― うつくしの丘へ ―

2013-08-12 21:49:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ややッ? ひんやりィなァ、かぜがッ?」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!良い空気が流れてくる!)

 こんにちは、ネーさです。
 過酷なお天気となったこのお盆休み…… 
 本日の読書タイムは、
 あぁもう夏なんて!と荒れる心を鎮めてくれる美しい画集を御紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



                ―― 御所の花 ――



 著者は安野光雅さん、2013年7月に発行されました。
 縦が約21㎝、横幅が約25㎝のこの御本は、
 今上陛下のお住まいである東京の吹上御苑に咲く花々を
 著者・安野さんが描いた130作品から成っています。

「ふァ~♪
 ひょうしはァ、なつゥ!」
「ぐるるる!」(←訳:ハスの花!)

 表紙の画は、
 本文94ページにも掲載されている
 『舞妃蓮(まいひれん)』という種の、ハスの花です。

 ハスのお花は、品種にもよりますが、
 ちょうど今頃、7月~8月にかけて咲くものが多いそうですね。
 上野の不忍池のハスのお花も、
 現在とてもきれいに咲いていると聞きました。

「ごしょにもォ、はすのォおはながァ~」
「がるるるるぐる!」(←訳:咲いてるんだ!)

 御本巻頭の文章『花と であったこと』では、
 安野さん、こんな風に述べておいでです。

   《御所のある吹上御苑は自然の野山だと思えばいい》

 そして、その野山とは
 武蔵野の自然であるのだと。

「むッ? むさしのッてェ~」
「ぐるる!」(←訳:ここだ!)

 ええ、武蔵野といえば、
 多摩地域――東京や埼玉の郊外を
 かつては武州もしくは武蔵州などと呼びました。

 そのせいでしょうか、
 私たち多摩っ子は、
 この御本の中に咲く花々の多くと
 顔馴染みであるかのような気がいたします。

 ネコヤナギ、
 フキノトウ、
 レンゲソウ、
 スミレ、
 エビネ、
 オミナエシ、
 ギンナン、
 カラスウリ、
 ススキ……

「あたらしィおはなもォ、あるのでス!」
「がるーぐるー!」(←訳:ブルーベリー!)
「ばらもッ!」

 皇后さまの御名が品種名となっているバラは
 英国の女王さまより献呈されたお花らしいですよ。

 
「むさしののォ、しぜんはァ~♪」
「ぐるるーがるぅるるぐる!」(←訳:インターナショナルかも!)

 余分なキャプションや
 専門的な解説を敢えて併載していないこの御本は、
 それゆえ、
 読み手のもとにまっすぐ、
 《花のすがた》を届けます。

 一年四ヶ月をかけて御所に通い、
 安野さんが写した花の、あるがままの、かたちと色彩――

「ふァいッ! このォいろあいィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:すごい色だよう!)

 印刷の精度、色もすばらしい!
 アート好きさんにはぜひ見ていただきたいですね♪

 前回記事では、SF作品を御紹介いたしましたが、
 お盆休みは目の保養になる一冊を…とお考えの活字マニアさんは、
 美しい花の画の小道をのんびり、
 そしてゆったり、散策なさってはいかがでしょうか。



  
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