喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「その時」

2011-06-27 18:55:21 | 

神戸新聞「読者文芸」欄。

特選の詩は、50行近くの作品。こんな長いの、昔はダメだったと思う。今はいいのか。

入選作に石井久美子さんの「その時」が掲載されている。

  振り返って君を見て

  「あれ?」

  目の高さに驚く

  私とあまり変わらない

  「なんか急にでかくなってない?」

  「知らんよ」

  抜かされるのは時間の問題

  その時をとらえることが

  できるかな

この作者、石井さんは、生活の中での一瞬を切り取って、上手いものです。アンテナがいいんですね。そして言葉に無駄がなく処理が巧みです。これはもうセンスですね。「知らんよ」なんて一行、とぼけた味があります。

一般に新聞投稿の詩は安心して読めますね。うまぶった詩はあまり見かけません。素直です。それでいいんですよね。生活詩を低く見る風潮がいわゆる詩壇にはありますが、わたしは貴重だと思います。多くの人の心を癒す力があると思います。

山口県知事、原発ストップを表明。良かった。しかしこれからも色んな圧力での懐柔があるだろうが頑張ってほしい。

明日28日(火)の「輪」のおすすめ定食は、

「冷やしうどん・おにぎり」セットの予定です。

よろしくお願いいたします。

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慶太さん、お弟子さんと公式戦初対局。

2011-06-27 00:12:08 | 将棋

記事、拝借しました。

加古川市に住む棋士井上慶太8 件九段(47)と弟子の稲葉陽五段(22)が23日、公式戦では初めて、大阪市福島区の関西将棋会館で対局した。“棋士のまち”を掲げる加古川ゆかりの師弟。注目の一戦は稲葉五段に軍配が上がり、師匠への「恩返し」を果たした。

 井上九段は加古川市で道場を開き、後進の育成に努める。稲葉8 件五段は12歳で入門。2008年、プロに昇格し、今年3月に五段に昇段した。

 一門の研究会などで今も月1回程度、手合わせをしているが、公式戦では今回、タイトル戦「王将戦」の1次予選で初めて激突。中盤、稲葉五段が素早い攻めを展開し、75手で勝利を収めた。

 稲葉五段は「師匠との対局は、プロになったときからの目標の一つ。この日を楽しみにしていました」と、プロ4年目での初挑戦、初勝利に喜びをにじませた。

 一方、敗れた井上九段は「(研究会では)最近は分が悪いので『本番は違うぞ』というところを見せたかったが、うまくやられた」と苦笑い。「弟子と当たるのはうれしいが…。負かされるのはやはり悔しいですね」と話した。

(武藤邦生)

コメント (2)
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