ご予約があって今日は「イナリ寿司」を用意していました。
準備が出来て、一個試食しました。これがうまい!客に食わせるのはもったいないなあ、と思っているところに原さんご来店。「今日、なに?」「イナリ寿司」「良かった、それ」
原さん、うちのイナリ寿司が大好物だ。わたし「今日のは特別美味しいでェ、客に食わせるのもったいないぐらい」というと、「俺、客やで!ようそんなこと言うわ」
ご予約のお客様ご来店。昔のおばちゃんです。いや失礼。昔の娘さんが5人。合計400歳以上。さすが昔の娘さん、にぎやかです。
「電車で、横におっさんがきたら、いややな。臭いな。なんでおっさんは臭いんやろ」言いたい放題である。隣のテーブルにおっさん(原さん)一人おられるのに。わたし思わずフォローしました。「おばちゃんが横にきたら、逃げるのはおっちゃんの方かもね」と。ここ、わたし、ちょっと遠慮して「おばちゃん」と言いましたがホントは「おばん、横に来たら逃げるわ、て言われますよ」と言いたかった。
そんなことゴチャゴチャやってるとこに表れたのが“下駄”さん。彼もうちのイナリ寿司は好物です。「えっ?下駄さん、今日来たの?」家内に朝、下駄さんに教えてあげよか?と言ったら「押し売りになるからやめとこ」ということだったのだ。この人は運が強い。昨夜わたしたちが食した絶妙珍味山菜「しどけ」の胡麻和えが少量残っていたので、おすそ分けした。これで来年まで覚えておかなくてもいいか。彼には「来年も山本さんから頂けて、覚えていたらおすそ分けします」と言っていたのだった。もう約束は果たした。