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『触媒のうた』一年

2018-05-25 17:16:50 | 触媒のうた
『触媒のうた』を出してから、明日5月26日で丁度一年になります。
実際はもう少し早くできていたのですが、発行日が2017年5月26日となっています。
この日付に特別の意味はありません。

本格的に宮崎修二朗翁から取材を始めたのは2009年でした。
今、その時の録音を聞いています。1月9日。翁、87歳(現在96歳)になったばかりです。
歯切れのよい声で、生き生きと話しておられます。
『KOBECCO』に「触媒のうた」と題して連載を始めたのが2011年3月号からでした。
そして、本になったのが昨年、2017年5月というわけです。
取材を始めてから8年を要したのでした。
当初は「神戸新聞」さんも記事に取り上げて下さる話があったのですが、なぜか実現しませんでした。
その理由、うすうすは分かってますけどね。
でもSNS上に色んな人が取り上げて下さり、ありがたいことでした。
また帯文を提供してくださった出久根達郎さんが、伝統のある『古書通信』に推薦文を載せて下さいました。
それをきっかけに「日本の古本屋」のメールマガジンに「『触媒のうた』が生まれるまで」と題して書かせていただきました。
そんなこともあり、無名人の本の割には多くの人の手に渡ったのでした。
ありがたいことでした。
でも、まだ版元の神戸新聞総合出版センターには少し残っているようです。
お求めいただければありがたいです。
読んでくださった人には決して失望させません。よろしくお願いいたします。
日本近代文学史の「生き字引」、宮崎修二朗翁の凄さを一人でも多くの人に知っていただきたいのです。
他意はありません。
 
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