喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『荘子と遊ぶ』

2019-08-11 18:18:50 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さんが解説を書いておられるというので入手しました。

『荘子と遊ぶ』(玄侑宗久著・ちくま文庫・2019年8月10日発行)です。
玄侑氏の本はこれまで読んだことがありませんでした。
その略歴を見て驚きました。
妙心寺派福聚寺住職とのこと。
お寺は福島とのことですが妙心寺派と。
妙心寺ならわたし昔、10年ばかり毎月一度通ったことがあります。
なにか縁がありそうな…。
そして、ドリアンさんの解説。
「荘子」と「禅」と、そしてドリアンさんの体験と。
主に体験を書かれてますので、難しくはありません。
それにしても不思議な気がしてます。
ドリアンさんとわたしとのこれまでの縁の中で、「禅」の匂いはしなかったのですがねえ。
なにか通ずるものがあるとは思っていたのですが、そうか、これだったのか!と思ったりしてます。
あ、この本の本文はまだ読んでいません。
これからの楽しみです。
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井上慶太九段の関西弁

2019-08-11 12:17:45 | 将棋
今日のNHK杯将棋の解説は井上慶太九段でした。
話題の藤井聡太戦です。






慶太さんの関西弁がさく裂しました。

「ちゃうかったあ!」予想が外れて。

「プロの一手やなあ」藤井七段の妙手に。

「渋いですわあ」

「ぼくなら喜んで成ってまうけど」

「ああ、これはええ手やわあ」

他にもいっぱい。
やっぱり慶太さんの解説は楽しい。
人気があるはずだ。
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田辺聖子さんの「虹」

2019-08-11 08:12:40 | 田辺聖子さん
田辺聖子さんの本『うたかた』(講談社文庫・昭和55年)を読んでいる。


これに収められている「虹」だが、田辺さんの最初に活字になった小説だと。
田辺さんの自伝的小説です。
情報として知ってはいた。そして、断片的には読んだ箇所があった。
西宮が登場するということで。
しかし、ちゃんと読むのは初めて。田辺さんのファンでありながらお恥ずかしい。

こんなページがあります。
←二段階クリック。

《わたしはごく幼いときから侮辱に敏感な、ふるえる魂をかたく抱いて大きくなったのだ。》
切ないですね。
お若いころにはこんな重い小説を書いておられたのだ。

次のページにはこんなことも。
《わたしは年齢にふさわしからぬ鋭さで、ハッタと通りすがりの人びとの眼をねめつけていくのだ。たちどまってふりかえる人々には、憤怒で身をふるわせるのだ。傲慢と卑屈は体臭のようにわたしのからだにしみつき、わたしは自分のよりどころを求めるためにやみくもに勉強した。》
このあともつらい話が続く。
お亡くなりになってしまったが、今になって寄り添いたくなるような親近感が湧く。
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