先日の「名筆展」での六車明峰さんの書「輪」が、神戸のある児童福祉施設に納められ常設になるという話を書きました。
この「輪」という詩は「喫茶・輪」がオープンした40年近く前に作った詩でした。
書家さんは詩を書作品にするとき、詩の一部を抄出して作品にされることがあるのですがこの作品は全文を書いておられました。
詩の性格上そうするしかなかったのでしょうが。
因みに「輪」営業中にはメニューの裏にこの詩を印刷していました。
そのころのお客さん覚えておられるかな?見ておられない人が大部分でしょうが。
そして今週火曜日11日のラジオ放送「さくらFM」でパーソナリティーの久保直子さんが、夙川の八木重吉の詩碑を紹介されると知り、
昔のわたしのエッセイをメッセージしたのです。その詩碑をテーマにした「かなしき詩人」と題したもの。
2002年6月12日付の「兵庫県現代詩協会会報」に載せたものでした。
一部は紹介されるかもと思ってましたが、久保さんは番組の中で全文朗読されたのでした。
まさかでした。
ということで相次いで二つの懐かしい拙作品が日の目を見たのでした。
なんかうれしかったです。歳行くとこんなことがうれしいんですね。子ども返りの一環でしょうか。
『コーヒーカップの耳』ここにも懐かしい話がいっぱい。