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『天才作曲家 大澤壽人』

2021-12-28 11:48:11 | 宮崎修二朗翁
今年は今日までの図書館へ行ってきました。
予約していた本が今日用意されましたとメールがあって。



『天才作曲家 大澤壽人』(生島美紀子著・みすず書房・2017年)5200円+税
大冊です。565ページ。厚み39ミリ。重さ666グラム。
先日このブログに上げた大澤壽人の評伝です。
「香櫨園の大澤壽人」と題して上げました。

何枚かの写真が載っています。
そのうちの一枚は、この絵。



「田村孝之介が描く壽人と越路吹雪」とキャプションがついてます。
さすが田村、デッサンですけどいいですねえ。
田村なら、宮崎翁が香櫨園浜に集めたうちの一人。
壽人も一緒にね。

この本には人名索引が載っていて、ざっと見てみると、興味深い名前がいくつも見えます。
先の香櫨園浜に集結した人の名も田村のほかに何人か。
富田砕花、牧嗣人、小野十三郎、など。
宮崎翁の、これも触媒仕事の一つではないでしょうか。

さらに興味深いのは、中野繁雄、竹中郁の名も。
一緒に仕事をなさっていたのだ。しかも重要な仕事を。

まだまだ興味深いのは、校歌の作曲。
わたしが通った学校の校歌も。
西宮市立浜脇小学校、浜脇中学校。
そして、砕花師の作詞の報徳学園の校歌の作曲も壽人氏。
ほかの学校もいっぱい。
「戦後の学制改革の時期には新校歌を求めるブームが起こった。壽人は校歌作曲の依頼を断ることなく、50年以降はことに、壽人の校歌が関西一円を超えて拡がった。」とのこと。

音楽の専門的なことはわたしには解りませんが、その他のことで興味深いことがたくさんあるようです。
返却期限は1月18日。正月休み(図書館の)がありますので、いつもより長いです。ゆっくりと楽しみましょう。

あ、それから、人名索引には、拙著『触媒のうた』の人名索引と重なる名前がいっぱいあります。
さすが宮崎翁の人脈の人です。
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