喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『宮本常一の風景をあるく』

2017-07-08 08:17:22 | 本・雑誌
林哲夫さん装幀の『宮本常一の風景をあるく ~周防大島久賀・橘・大島~』(周防大島文化交流センター編・みずのわ出版・2016年)2500円+税を読んでいる。

読んでいる、といってもほぼ写真である。
見ているといった方がいいかな?
周防大島は山口県にある。淡路島、小豆島に次いで瀬戸内海で三番目に大きな島だという。
民俗学者、宮本常一の故郷である。
宮本の本は以前に何冊も読んだ覚えがあり、いずれも興味深かく面白かった。
そして、郷土史家であり石造文化財の専門家であった田岡香逸氏が、その昔親しくしておられて西宮にもよく足を運ばれた人でもある。
時代が合えば、わたしもお会いしておきたかった人だ。
さて、この本、昨日かかりつけのお医者さんへ行った時に待合の間にページを開いたのだが、いい写真がいっぱい載っている。
いずれも常一氏が撮影したもの。
昭和の香り、いや匂いと言った方がいいか、そんな写真がふんだんに出てくる。
それは懐かしいだけで済ましてはいけないのだろう。
そこから何かを学び、将来への糧にしなければいけないのだろう。

と、こんな高尚な話は、わたしにはそぐわない。
ただ、楽しい本であることは間違いない。
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七夕飾り、続き

2017-07-07 11:40:31 | 日記
「七夕飾り」の続きです。
昨夜、公民館へ行ったら新しい短冊が増えてました。



























「家族がずっとおうちにいますように」というのがなんか切ない。
本人に意味を聞けば「な~んだ」というようなことかもしれないけど、何かを想像させるものがある。
短い言葉の面白さかな?
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菅井竜也七段が先勝。

2017-07-07 09:42:24 | 将棋
藤井四段ばかりが注目を集めているが、我が(といってもわたしは単にファンなだけですが)井上門下の菅井君が今、羽生王位に挑戦中。
昨夜は先勝した。
慶太師匠からのプレゼントの和服、カッコイイですね。
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カマドウマ

2017-07-07 06:49:48 | 日記
久しぶりに見ました、カマドウマ

さすがに梅雨真っ最中。
昔は梅雨時に台所辺りでよく見かけたものですが、もう久しく見てませんでした。
ところが今朝、洗面所にいました。
まだ絶滅してなかったんですねえ。
なんか懐かしいカマドウマ。
「竈」なんて言葉も今では馴染みがないですね。
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第67回西宮市展

2017-07-06 15:30:47 | アート・文化
西宮市民ギャラリーで催されている「西宮市展」を観に行ってきました。


実は知人の門脇済美さんの出品作三点が賞を受けられているのです。
先ず立体部門で最高の「西宮市展賞」。
「遠い遠い記憶にふれそうで(2)」という抽象作品。金属板に割れガラスや針金などを絡ませたもので、わたしにはよく解りません。
次に、やはり立体部門の「遠い遠い記憶にふれそうで(2)」が入選。

これ、面白いんです。
なんやろ?と思って近づいてみて「あっ」と声が出ました。

写真、ちょっとピントが甘かったので分かりにくいでしょうが、ホッチキスの針をふんだんに使ってあります。
初めは、鉛の活字かな?と思ったのでした。
見ようによっては、壊れたビルの遠景のような。
この2点の立体作品、並べて展示してあって効果的でした。
しかも会場入り口の脇。いい場所です。角度を変えて。



会場に入って、受付で「写真、いいですか?」と聞くと、「ご本人か、作家と親しい人なら」ということで。

洋画部門、入選作。「海の記憶にふれたとき(B)」
抽象画というのは、どんなふうに描くのでしょうかねえ。当然初めにイメージは頭の中にあるのでしょうが、しっかりした形があるというわけではないのでしょうね。描いて行きながら「あ、こんな形になった。面白い」とか「この線はもっと長く描いてやろう」とか色々と偶然性にも依りかかるところがあるのでしょうねえ。だけどこの絵は、一気呵成という感じもします。


さて、(B)が入選ということは「海の記憶にふれたとき(A)」という作品も出展されたのでしょうね。しかし残念でしたというわけで。
しかしスゴイですね。1点も入らない人の方が多いのに、3点も入るとは!
西宮市展はレベルがかなり高いのです。今回は545点の応募作があり「西宮市展賞」は部門ごとに1点ですので7点しかないということです。
門脇(岬美郷)さん、おめでとうございます。





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『触媒のうた』アマゾンなどで

2017-07-06 10:02:44 | 触媒のうた
『触媒のうた』ですが、アマゾンや楽天などでお買い求めできますので、よろしくお願いいたします。

アマゾン

楽天

もちろん「喫茶・輪」(電話 0798-33-0896)でも販売いたしております。
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久しぶりに

2017-07-05 17:52:27 | 宮崎修二朗翁
ついでがあったので久しぶりに行ってみました。

わかっていたとはいえ、ちょっと寂しかったですね。
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七夕飾り

2017-07-05 14:32:13 | 日記
公民館に行ったら、今年も七夕飾りが。
子どもの言葉はどれも面白い。




夢があって面白い。



中に大人のが混ざっていて、これは現実的ですね。

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田辺聖子さんの絵

2017-07-05 10:25:11 | 喫茶・輪
今、「喫茶・輪」には田辺聖子さんの直筆絵画を飾っています。
先日、宮崎翁からご褒美にいただいたもの。

『触媒のうた』の172ページに載っている絵の原画です。
絵に添えられた日付は昭和41年5月8日。
聖子さんが芥川賞を受けられたのは昭和39年だったので、その2年後というわけだ。
すでに売れっ子作家になられていたでしょう。
興味のある人はどうぞご来店ください。
コーヒーは380円です。
「喫茶・輪」の定休日は次の通り。
~土日月祭~そして午後には閉店してます。
ただし、店を書斎にしてますので、わたしの書斎に御用がある方は事前に連絡をください。
休みでも扉を開けてお待ちします。
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『触媒のうた』について

2017-07-04 08:33:42 | 触媒のうた
『触媒のうた』ですが、今アマゾンでは「一時的に在庫切れ」となっていて入手しにくい状況になっております。
こちらから購入可能のようです。よろしくお願いいたします。
http://books.rakuten.co.jp/rb/15016985/
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県知事選挙

2017-07-03 07:43:50 | 日記
昨日は県知事選挙で投票立会人。
7時から20時まで13時間、ただ座っているだけだが疲れた。
このしんどさはやった人にしかわからないだろうな。
楽しみといえば、日頃出会うことのない知人に会えること。
選挙の時にしか会わない人がけっこうあって、「久しぶり!」とあいさつを交わす。
一年以上会ってないと、やはり「あ、年行ったな」と感じることが多い。
白髪が増えていたり、髪の毛の量がごそっと減っていたり。
それはこちらのことでもあって、鏡を見ているようなものなのだろう。
そして、あの人、前回までは来ておられたのに姿を見せられないなあ、聞けばもう出歩けなくなっておられるとか、あるいはお亡くなりになっておられるとか。楽しいことだけではなく、こういう寂しさを味わう場でもある。
一年以上の時を経てのことで、状況はガラリと変わっているものだ。
そんな中で昨日、小さなうれしいことがあった。
投票を終えた青年が、出口へ向かわず私の方へやって来る。
初めて見る人である。
投票も初めてなのだろう。
今回から18歳以上に投票権が与えられた。
「出口はあちら」と言おうとすると、
「まだ将棋、やってはるんですか?」ときちんとした言葉で。
とっさに私は、これは以前子どもの時に教えたことがある青年なのだろうと思って
「やってるよ。今も木曜日の夜にやってるからまた来て」と答えた。
「はい」と言って帰って行こうとするので、その後ろ姿に向かって
「わたし、あなたのこと覚えてないんやけどだれ?」と聞いた。
すると
「O野です。ぼくは今村さんの名前、覚えてますよ」と言われてしまった。
すぐ思い出した。あのO野君!すっかり落ち着いたいい青年になって。
もう10年以上も昔だ。
お母さんに連れられて用海将棋会にやってきたのは。
まだ小学校2,3年生だったのではないだろうか。
今のように大人の部と子どもの部を分ける前。和室でのことだ。
学年を聞いて、その割には背が高かったので、「背、高いねえ」と言うと、
「お父さんは190センチ」とか言った。
もっと高かったかもしれない。
それでわたしはびっくりして、
「お父さん、なにやってはるん?」と聞いた。
なにかスポーツをやっておられるのかと思ったのだ。
すると彼は、
「家でゴロゴロしてる」と言ったのだ。
それを聞いた彼のお母さんが間髪を入れず、彼の頭をパシッと叩いた。
そんなことを一気に思い出した。
だけどうれしいですねえ。
声をかけてくれるということが。
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ご褒美?

2017-07-01 21:21:35 | 宮崎修二朗翁
今日、宮崎翁からただならぬものを戴きました。
田辺聖子さん直筆の水彩画です。

これはその昔、宮崎翁が田辺さんご夫妻に、神戸の異人館をお世話なさったときに、記念に戴かれたもの。
翁、貴重な思い出の絵である。値段のつけようもないもの。
その大事なものをわたしごときにくださるというのだ。
これはきっと、『触媒のうた』へのご褒美なのでしょう。
どんな賞をいただくよりうれしい。
宮崎先生、ありがとうございます。
大切にいたします。
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神さまはおわします。

2017-07-01 07:10:34 | 神戸っ子
『KOBECCO』7月号が出ました。
今号の「喫茶店の書斎から」は
「神さまはおわします」と題して、私事ながら孫のことを書きました。
お許しください。
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