
小佐渡山脈の尾根。越佐海峡側の山腹に杉池がある。
佐渡の自然を楽しむ場所としては隠れた名所と言えよ
う。過去、何度か紹介してきた。
撮影は昨年(2005年)7月1日である。霧が立ちこめる
日であって、現場にいて幻想的な雰囲気に包まれたこ
とを記憶している。
たくさんの種類の広葉樹に包まれ、この地が豊かな
木々と、その木々を支える水分に恵まれていることは
すぐわかる。
一人で歩くにはこの様な日は少し山としては奥が深
い。薄暗い山道を歩くうちに自然と鳥肌が立つ。これ
は何かへの警戒感、あるいは恐怖心からである。だが、
その何かがわからない。杉池はそんな雰囲気で来るも
のを迎えてくれる時がある。
自然というのは案外そんなものでなくてはならない。
たやすく見て楽しめてと言うのが自然とばかり思って
いてはならぬと、知らしめる格好の場所であった。
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写真撮影:2005.7.01
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2006年 地理の部屋と佐渡島 sadotiri
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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杉池は雰囲気がある素晴らしいところですね。
そこに至る道が、指摘の通りちょっと奥深く
初めての人は少々不安を感じるかもしれません。
「何かへの警戒感、あるいは恐怖心」のくだりは
本当に良く分かります。
それは自然への畏怖とも言えるでしょうね。
たとえ地図やコンパスを備えていても、そんな気持ち
になる。しかし、だからこそ出あえた風景などに感動
できる・・・。
遊歩道や道標が必要以上に完備されている人工的な
場所では、決して味わえないことですね。
向こうの明るい日差しを感じ、シルエットで見える林の雰囲気が好きです。
少し霧がかった日の杉池には神秘
を感じます。夏へと向かう季節の
撮影でしたが、一方で秋の深まる
紅葉の盛りや末期の霧がかった日
に撮影したいものと思ったりしま
す。
ただ、緑濃い季節はやはり森の深
さを感じますので、やはり夏が一
番でしょうかね..。
ここを知らぬ島外の方々にも楽し
んでもらいたい。そんな場所です。
そちらにも以前紹介しておりました
池がありました。あの池なんかでは
霧がかると秘めた神秘性をあらわに
するものと思います。
季節が良くなるときっと撮影が..。
ただ、藪こぎが待っているか?
ネイチャーフォトはなかなか容易に
は成果を出せませんねぇ~。