地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震61「濁沢地区報告1」

2004年12月04日 18時29分49秒 | 新潟県中越地震
長岡市郊外、村松町から山古志へ通ずる道の途中には濁沢地区・蓬平地区がある。大きな被害の出た場所として報道されたところである。

 国道17号を横切り、村松町を抜けて谷あいの道路を進んだ。太田川沿いの道を進むと、最終的には山古志村種苧原(タナスハラ)まで通ずる。村松町を抜けると、道はしばらくの間家もまばらな谷あいの道となっている。震災のせいで、所々斜面がむき出しである。何事もなければ、天気の良い初冬の今頃はのどかな山里の風景が見られる場所だ。
 
 以前来た時、通行止めの看板の出ていたところを進んでいくと、道路沿いにおびただしい数の土嚢が整然と積んである。どうも、背後の崖が崩れたらしい。特に通行止めの看板が出ているわけではないので、道路に崩れ出た土砂は完全に取り除かれたようである。

 もっと大きな崖の崩落があったら、きっと山古志村東竹沢地区のようなダムができたに違いない。そんな事を想像しながら道路を進んだ。このあと、補修工事中のスノーシェッドをくぐっていくと、この地区の被害が尋常でなかったという事を知らされることになった。


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