
家族が無事そろったのは、日が暮れてずいぶんたってからであった。とにもかくにも一安心である。しかし、近所の人たちを含め、家の中には誰一人として入ろうとはしない。せいぜいで中小の余震の合間を見てものを取りに行く程度である。私は、自宅車庫からキャンプ用のいすを取り出し、近所のお年寄りと我が家の家族が座って時間を過ごせるようにした。また、石油ストーブ、ランタン等が使えることも確認。外での待機を決め込むにしてもそれなりのものが必要と感じ、徐々に道具を外に取り出していった。まずは、休める環境作りだ。明かりと暖房は動揺を和らげる効果がある。お年寄りのいるところに唯一の石油ストーブをおいてあげた。もちろん感謝されたが、せめてものことで、自分にも家族があるのでこれ以上のことができないのを心苦しくも思いつつのことであった。
電気・ガス・水道・電話、今回の地震発生からほんの数時間のうちにそのありがたみを痛感することになった。また、お年寄り世帯、乳幼児のいる世帯には十分な配慮が必要だ。お年寄りだけの世帯では懐中電灯の電池交換すらままならない。また、トイレもしかりである。今回はとにかく自分がついて行くからということで、家の中に家族と付き添い、いざというときに備えつつ用を足してもらった。他人が目の前にいるのは気が引けたであろうが、なにぶん緊急時である。こんな時はとやかく言ってられないものである。
続きはまた..。
写真は、東山丘陵麓を通る県道沿いでのものである。いたるところ、道路は破壊されている。
電気・ガス・水道・電話、今回の地震発生からほんの数時間のうちにそのありがたみを痛感することになった。また、お年寄り世帯、乳幼児のいる世帯には十分な配慮が必要だ。お年寄りだけの世帯では懐中電灯の電池交換すらままならない。また、トイレもしかりである。今回はとにかく自分がついて行くからということで、家の中に家族と付き添い、いざというときに備えつつ用を足してもらった。他人が目の前にいるのは気が引けたであろうが、なにぶん緊急時である。こんな時はとやかく言ってられないものである。
続きはまた..。
写真は、東山丘陵麓を通る県道沿いでのものである。いたるところ、道路は破壊されている。