地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震166 「2005年9月19日。妙見の崖崩れ現場を浦柄から。」

2005年09月21日 22時57分54秒 | 新潟県中越地震

  旧国道17号を小千谷から長岡方面へと向かう。本来は浦柄方向へは入れない。曖昧な立ち入り禁止の看板をやり過ごして進んでいくと、すぐにその意味がわかる。直進を阻むのは妙見の崖崩れ現場だから..。私はそれ以上無神経はできないから手前で引き返す。

 

 

  まだ道路の復旧のめどは立っていない。未だにこの現場がどのようになるのかすらわからない。ルートをかえて近寄ってみると、崩れた斜面を登る一本の道が見えてくる。とはいえ、ブルドーザーなどの重機が登るのがやっと。JR上越線のトンネル出口付近はずいぶん工事が進んだが、道路は未だ先が読めない状況だ。近く、一周年を経て震災を悼む行事がこの先で挙行されると聞く。

 

 

私は元に戻して欲しい。

 

  被害者のご冥福は祈らずにはいられないが、重い気持ちを引きずってはいけない。震災の痛手から立ち直る意味からでもである。向こう(妙見側)からは立ち入って現場を望めなかったが、こちらから見ても痛ましい光景はそのままである。大きな岩塊のいまだ点在するその向こうには、近く一周忌を迎える人々の現場がある。この現場については、これが今の姿であると伝える。

 

 

この現場で2名尊い命が失われた。
  震災で命を失った方々は計48名と聞く。

 

 <写真撮影:2005.9.19>  2005年 地理の部屋と佐渡島


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