山の風景062 写真撮影:2008.06.28
福島県との県境の山。浅草岳は信濃川水系と阿賀野川水系の分水界だ。
Photo-01 (ネズモチ平駐車場からすぐ。ネズモチ平コース登山口)
国道252号を進み、旧北魚沼郡入広瀬村(現魚沼市)大白川で浅草山荘を目指す道へと左折。ひたすら山荘を目指し、破間川(あぶるまがわ)ダムを過ぎたらそのまま道なりに進むとよい。ダム上流側に続く川(釣り師にとって最高の渓相)沿いに舗装路が続く。途中車があちこちに点在しているが、渓流釣り師たちであろう。県外ナンバーが多い。
やがて、舗装路が切れぎれになるとネズモチ平駐車場は近い。登山マップには100台とある。トイレもありなかなか良い駐車場だ。車道はさらに続くが、ゲートがあり一般車両はこれ以上進めない。歩きはここから始まるのである。
意気揚々と駐車場をあとにすると、ほどなく左手にネズモチ平コースの入口が見えるが、この日は直進。先にある尾根づたいのルート・桜曽根コースの入口を目指す。
Photo-02(桜曽根登山口)
かつてはここまで車が入れた。ここからのコースは歩きやすくとても良かった印象がある。今はどうなっているだろう。歩き始めてすぐの所に鐘がある。たいがいの登山客はこの鐘を鳴らして歩き始めたり、登山終了を合図する。
Photo-03(浅草岳の鐘)
Photo-04(登りはじめの尾根道)
Photo-05(歩きやすい木道)
心地よい登山道はブナなどの広葉樹に覆われている。取りかかったしばらくは傾斜も緩く楽なものである。このコースはあちこち木道が整備されており、高齢者にも優しい。老若男女・たくさんの登山客に愛される理由がここにある気がする。
Photo-06(次第に傾斜が増す。)
それでも、高度が増すのと比例して道は傾斜を増していく。もはや整備された木道は切れ、岩や石ころのごろごろした急登になる。
Photo-07(時折見える雪渓)
Photo-08(やや足場の悪い急登部)
Photo-09(守門岳)
時折視界が開け、遠く守門岳を眺めたり山腹の残雪を見ることがある。涼やかな風が汗を冷やす。ほっと一服する瞬間のなんと心地よいこと。
Photo-10(あとは尾根づたいに行く。)
Photo-11(鬼ケ面山 1465.1m)
しばらく続く急登に耐える。あとは視界のある尾根道だけで、傾斜は苦にならぬほどとなる。カヘヨノポッチ(嘉平与のポッチ)には数人が腰を下ろすだけのスペースがあるが、その中心には三等三角点がある。この頂きからは鬼ケ面山の風景がよい。
Photo-12(嘉平与のポッチの三角点1487.7m)
Photo-13(前岳へと向かう道の脇にヒメサユリ)
カヘヨノポッチをでると次は前岳への登りになるが、もはや急な登りはない。ヒメサユリをはじめ、たくさんの花々が目を楽しませてくれ、浅草は花の山であると思うに違いない。
Photo-14(前岳・1568mへ。)
Photo-15(前岳山頂を迂回して浅草へ。)
Photo-16(残雪は毎年のこと。踏み跡をたどり、木道を目指せばよい。)
道なりに行ってしまえば、通常前岳山頂に立つことは無かろう。頂きを巻く道をそのまま進み、残雪を越えて木道に従うことになる。ここまで来ると浅草岳山頂は思いの外近い。
Photo-17(池塘もある。)
Photo-18(右下眼下に田子倉湖が見えてくる。)
Photo-19(浅草岳山頂・1585.5m 一等三角点がある。)
最後の登りはやや傾斜があるが、短いのでもはやそれを苦にする者はいまい。視界を遮るウラジロヨウラクやベニサラサドウダンは、山頂へ至る最後の一筋を飾っている。ぱっと視界が開けると石造りの祠と三角点がある。山頂付近か直下の登山道脇に至福の一時を過ごす先客が大勢。皆一様に山頂に至る苦労を忘れる達成感と開放感に浸っている。
Photo-20(福島県側入叶津ルート)
さて、その後の当方は山頂で軽い食事をすませ、すぐ下山した。登りとはルートを変えてネズモチ平コースを下る。こちらは急傾斜が長い。下りルートとしては辛いのを覚悟してだ。歩く距離が短いのと、膝が持ちそうなので選択。そうでない方は下りも桜曽根コースをたどることを勧める。無理は禁物だ。
結局、9時50分に駐車場を出て13時35分に戻る。山頂への行き帰りで要した時間は3時間45分。写真撮影以外はたいした休憩も取らないで歩いた結果だ。ゆっくりと楽しむ方には諸々の事を考え、あと2時間は見ておくと良い。
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山の風景062 写真撮影:2008.06.28
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地理の部屋と佐渡島
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まだ雪があるのですね。
昨日の登山のようですが、お天気は大丈夫だったのでしょうか?
登山コース綺麗に整備されて快適な登山が楽しめそうですね。
少し心配でしたが、結局は
大丈夫でした。大急ぎで
登ったので、帰りはくたく
たでした..(笑)。
高くウンザリ。
山の涼しい空気が届きそうです。
山登りをしない私からすると凄い人たちがいるのですね、っと思います。
朝から見ますと昼前後に
雨が強くなりました。
ですが、今晩から明日朝
には弱まるような感じです。
久しぶりまとまった雨。
こちらでは少しありが
たいかなぁ。
当方もびっくりしました。
特に尾根づたいの道にお
いては、植生を守る意味
合いでとても歓迎すべき
ことですよね。
努力に感謝しつつ、マナー
をきちっと守ろうという気
になります。
山の上で飲む水、握り飯の味は
最高でしょうね。
もう一つ
降りてから浸る温泉ですね。
生きてて良かったと思う
瞬間です。
降りてからの温泉。
確かにそうですねぇ。
今回は麓で温泉というのをしなかった。
そういえば、以前は良く入ったものでしたが..。
今度はそれもおりこんでですね。
今回は異例の長編ストーリーで編集が大変だった
と思います。やはりまだ残雪があるんですね。
今日は台風6号の成れの果てが通過し一日中かな
りの降雨で外出は車でのみ。
ウオーキングにと身体は背中を押すがこの雨量で
は何んとも!
こちらも久しぶりにしっかりした雨でした。
先ほどはやや強い感じの降りでしたが、
今は少し落ち着いていますね。
これから少しずつ弱まり、あがってくれな
いかなぁと..。
今日の記事は久しぶりに家でごろごろする
だけの日になりましたから、意を決して
編集しました(笑)。